妊娠中にこれだけはしておいてほしい!産後のための準備

赤ちゃんと一緒の産後ケアで、もっと楽しく、自分らしい産後・子育てを。
産後セルフケアインストラクターの永野間かおりです。
 
毎月、産後ケア教室・講座でたくさんの妊婦さん・産後女性にお会いしていて、
実は妊娠中に準備できることって、いろいろあるなぁと思っています。
 
   
 
でも、初めての妊娠・出産だと、雑誌やリストを見ながら「これは必要?」「本当に使うのかな??」
なんて言いながら赤ちゃんグッズを準備して…、で、他に何をすればいいの?
産んだら大変っていうけど、じゃあどうすればいいの??これが正直な気持ちですよね。
 
2人目出産も、「産褥期の上の子の過ごし方、どうしよう…」と新たな悩みが出てきます。
そう、生まれてくる赤ちゃんのこと以上に、きょうだい児のケアもあって、
2人目・3人目の産後の方が、実は大変な面もあるんです。
 
 
12年前、私は初めての妊娠中で、「ま、産めばなんとかなるでしょ!」と、
目の前の出産と赤ちゃんの可愛さしか考えていませんでした。

結果、若さと無知もあり、張りきって動き過ぎて、その後しばらく体調を崩しました。

また、夫とコミュニケーションがとれず険悪になり(!)、完全なる産後クライシスに。
とにかく夫のことが憎くて仕方なくて、その後夫婦で本音で話し合えるまでに3年半もかかった(!)、
ちょっとしょっぱい思い出のある長男産後です。(そのおかげで産後ケアの仕事をしているのですが^^)
 
 
だから、その3年後の二男妊娠中、さらに5年後の三男妊娠中は、当時思いつくことを全部準備・手配しました。
 
それは、産後の体の養生の大切さと、協力し支え合うことで「夫婦・家族関係」を育てていけると知ったから。
 
 
今回は、私が産後ケアの仕事をしながら、妊婦さんにぜひお伝えしたい、
「妊婦のうちにできる産後を見据えた準備」をまとめます。
 
そんな大げさな!と思うかも知れないけれど、身一つのうちにぜひ取り組んで欲しいことばかり。
 
産んだらそこから待ったなしで「子育て」が始まります。
備えがあればあるほど、余裕を持って赤ちゃんとの暮らしを迎えられます。
 

陣痛が始まった!破水した!まず何をする?

お産のスタートはさまざまです。おしるしから数日経って陣痛がくる方。
陣痛なしに、破水から開始の方。
そして、妊婦健診のつもりで受診したら、そのまま入院・出産となる方。
他にもさまざまな「お産の始まり方」があります。
 
   
 
そんな時、まず誰に・どこに連絡しますか?
上のお子さんがいる方は、子どもの居場所をどうしますか?
 
「その時になってみないとわからない…」と丸腰で臨むのではなく、
いろんなケースを想定して、その時どうするか?を考えて、紙に書き出してみることで、
必要なことがさらに見えてきます。
 
タクシーの電話番号も携帯に入力しておくと安心です。
 
 
私は二男出産の際、当時まだ2歳の長男と二人きりの時に陣痛がきたら…というのが、一番不安でした。
 
ありがたいことに、当時アパートのお向かいさんも小さなお子さんがいらして、
普段から仲良くしていただいていたおかげで、
「もし急に陣痛がきたら、いつでもうちに息子さん預けにきてね」と声をかけてもらって、すごく安心できました。

妊娠中・産後の困った・どうしよう…という状況は、「申し訳ないから…」と遠慮するのではなく、
「ありがとう、助かる!」と素直に頼ることができれば、相手との関係を深めるチャンスにもなります。
 
私もいろんな人に助けてもらって、そのご恩を次の人につなげようと、いろんなおせっかいしてきました。
 
そしてね、頼られる側は、迷惑でも何でもないんです。
「信頼してもらえているんだな、役に立てて嬉しいな」と、とっても大きな喜びになるんですよ♪
 

退院後の産褥期、どこでどんな風に過ごしますか?

出産後に、産褥入院を終えたら、実家へ里帰りする方や、自宅に戻る方がほとんどですよね。
 
でも、里帰り出産しても、「頑張れば動けるし…元気だし…」と、うっかり家事をしていては、
本末転倒。自宅だってそれは同じです。
 
 
どんなに体が元気だと思っても、産後6〜8週間の産褥期は、決して無理をせず、
体を横にして、十分に養生してください。
 
出産で開いた骨盤は、徐々に閉じていくこの時期、まだグラグラして立つのも歩くのも不安定です。
立ち上がったり、座ってばかりいると、そんな不安定な骨盤に上半身の重みをかけることになり、大きな負担です。
産後の体の回復を妨げてしまうんです。
 
だから、赤ちゃんと一緒に、横になって過ごしましょう。
せめて産後1ヶ月健診までの間は、どうかお布団を敷きっぱなしで、ゴロンゴロンと寝て過ごしてほしい。
それが、この時期のあなたの役割です。
 
 

産褥期に頼るのは夫・家族だけじゃない! 

私は三男産後に、一番じっくり横になって寝ていました。ちょっと飽きるぐらいに^^

里帰り出産をせず(三度とも)、実母も義母もそれぞれ介護や仕事で忙しかったので、
三男の産後は、夫が産褥期に仕事半休をとり、「セルフ育休」な過ごし方をしました。

午後に帰宅する夫は、沐浴や家事や上の子のケアをしました。

夫だけでは大変なので決して無理はせず、母仲間に家事の応援やおかず差し入れもお願いしたり、
自治体のシルバー人材センターに家事協力を希望して、近所のおばさまに有料ヘルプにも来てもらいました。

おかげで上の子どもたちの様子を気にかける余裕もありました。

 小学生だって保育園児だって、赤ちゃん返りのように不安定な様子になりましたから^^
 

産褥期の過ごし方で、その後が変わります!

産褥期の一番の目標は、とにかく産後の自分が動かずに、しっかり養生すること。
 
そのために、どうやって休む時間や過ごし方を確保するか?を夫婦で相談するのがオススメです。
 
そうやって、夫婦で相談する中で、「もうすぐ子どもが生まれる・増えるんだ」
「今までとは生活が変わるんだ」と出産はできない男性(夫)でも、心の準備ができます。

 
出産をただ「楽しみ〜♪」と浮かれるばかりの夫では、腹が立…、
いや、この人頼りになるのかな?と不安ですよね。
そこで受け身になるのではなく、こちらから、「産後のことを一緒に考えて欲しい」とリクエストすればいいんです。
 
 
男性だって、「俺が産む訳じゃないから、わからないよ」ではないですよね^^?
 
だって私が産むのは、夫であるあなたとの間の、「夫婦二人の子ども」なのだから。
 
 
 
2人目・3人目の出産の方で、里帰り出産しない方は、「上の子もいるし、産後の養生は無理…」と言います。
 
でも、そこを諦めてしまったら、産後痛みと疲労とでいっぱいの体で家事育児をして、
体調を崩すのは目に見えています。

養生を諦めると、夫を頼る発想もわかないので、産褥期の体の痛みや辛さをわかってくれない、
のんきに見える夫(!)に腹も立ちます。
実は男性は、産後の体と心の変化をただ知らないだけなんですよね。
どんなに夫を信頼していても、協力が得られなかったり、大変さを共有できなければ、
誰でも簡単に産後クライシス(夫婦不和)に陥ります。
 
 
そして、よく考えたら、私たちが体調を崩し、倒れてしまって一番困るのは、子どもと夫なんですよね。
 
だから体調を崩したり、産後クライシスに陥る前に、妊娠中の身一つのうちにぜひ、
「産後せめて1ヶ月間はしっかり体を休めたい、そのためにどうしたらいいか一緒に考えて欲しい」
パートナー(夫)に伝えてみて欲しいんです。
 
 
2人目の産後、私が一番悩んだのは、上の子の日中の遊び欲をどう満たすか?でした。
そこで、夫婦で相談したり、調べたりして、市役所の子育て支援課に産後保育の相談に行きました。

おかげで、長男は産前・産後の4ヶ月間を保育園に通うことができました。

その間、私はしっかりと体を休めて、子どもが二人になった新しい暮らしにゆっくり慣れていきました。
 
 
もし、産褥期に動きたい盛りの2,3歳児を見ながら、産後の思い通りに動かない体で赤ちゃんのケアもしていたら、
私は3日もしないうちに倒れたと思います。

3人目の子どもも、「あんな大変なおもいなんて、もうしたくない」と産んでいないだろうなぁ…と、
お袈裟ではなく思います。

 
それぐらい、産褥期の過ごし方は、その後の子育て・夫婦関係・日常生活を左右します。
 
養生するためにどうしたらいいのか?どんな行政のサービスがあるのか?わからなければ、
ぜひ市役所に行って相談してみてください。

地域で子育していく私たち。適切な行政サービスを受ける権利もあります。

 
でも、困っているこちらからと伝えないと、必要な情報が入ってこないこともありますから。
まずは相談から、ぜひ。
  
 
 
産後は自分一人で頑張ることを手放して、夫・家族・周囲の人を頼るチャンスです。
頼ってしっかり養生できれば、体にも心にも余裕が生まれます。

余裕があれば、笑顔で赤ちゃんを抱っこできます。
助けてくれた人に、感謝の思いが湧いて、相手をもっと良い関係もつくれるんですよ。
 
大変な産褥期こそ、実は準備と過ごし方によって、チャンスにもできます!

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