産後ケアを知って怒った私【7年専業主婦だった私がはたらく母になるまでの話①】

マドレボニータ札幌の産後セルフケアインストラクター永野間(ながのま)かおりです。

旧ブログで連載した記事「私がはたらく母になるまでの話。」をこちらにお引越し・再掲します。

7年もの長い間「専業主婦」だった私が、
なぜ小さな子ども2人の育児をしながらNPOで学び、
個人事業主としてはたらくインストラクターとなったか?

その時、2,4歳だった子どもたちは?
当初、私が産後ケアを学びはたらくことに大反対だった(!)夫は、どう変わっていったか?

はたらくために・仕事を創り出すために、私が何を考え、どう行動したか?

そんな内容の連載です。

 

38歳の春を迎えました。

転勤族の夫とともに、11、9、4歳の3人の息子を育てながら、2011年からNPO法人マドレボニータの産後セルフケアインストラクターを職業にしています。

2016年3月までを網走・北見を拠点に活動し、昨年の春に江別へ、そして冬に札幌に移住して、丸1年が経ちます。

私は産後ケアの仕事を始めるまでの7年間、2児を育てる専業主婦をしていました。

産後ケア教室教室や講座でよく、
「そんなに長い間専業主婦をしていて、そこからどうやって個人事業主のインストラクターになったんですか?」「なぜ産後ケアを仕事にしたんですか?」「どうやって全道各地ではたらく仕組みを作ったんですか?」
と聞かれます。

そりゃ、聞きますよね^^;それもずっと地方に住みながら。

だから、私が子育てしながらはたらくまでの話をここに書きます。ちょっと長い自己紹介と、産後ケアを伝える私が、どんな産後を経験して今産後ケアを仕事にしているかを書き残したいんです。

産後ケアを知って怒った私

「やっぱりちゃんとあったじゃない(怒)!」
2007年の冬、第2子妊娠中の大きなお腹を抱え、私は怒っていました。

手には『母になった女性のための産後のボディケア&エクササイズ』(吉岡マコ著)

後半の「産後の心の健康」についてのこの記述に、愕然としました。
以下、ちょっと長いですが引用しますね。

「〇〇ちゃんのママ」としてしか存在せず、当たり障りのない話しかせず、自分が本当に感じていることを言葉にしないでいるうちに、本当に感じていることがどんどんぼやけていき、自分の実感がなくなっていき、人の話も聞けなくなる。

そんな大人を見て育つ子どもは未来にどんな希望が持てるでしょうか。

脳が鈍化することで、やる気や創造性が失われ、ウツの症状も悪化しやすくなり、人間関係もこじれやすくなる。

そんな生活をしていても「子育てが一段落するまでは」と言い訳すれば誰にも文句は言われないというところがまた恐ろしい。

自分の生き方を問うことさえ、何十年も保留にしてしまう。それが日本の子育ての現実ではないでしょうか。(引用ここまで)

「出産や赤ちゃんの世話については手取り足取り教えてくれるのに、なぜこんな大事な「産後の母親自身について」を誰も教えてくれなかったの?なんで私、もっと早くにこの情報にたどり着けなかったんだろう??」

そう悔しさに打ち震えました(八つ当たりでもありますね^^;)。

「ここに書かれているのは、まさに今の私自身のことだ」

怒りがおさまると、そう認めざるを得なくなりました。

「〇〇くんママ」としか呼ばれない、名前で呼ばれることもない。自分を主語に本音で話さない・話せない。自分をすっかり置いてけぼりにして暮らしてしまっていた。

そうか、だから私は赤ちゃんが生まれて、子育てしながらも苦しくてたまらなかったんだ。

そんな風に長男の産後2年近くも(!)、私は「産後のプンプンおばさん状態」に切実に悩んでいました。

「赤ちゃんは可愛い、でも体はしんどい。子育ては何一つ思うようにはいかない。それなのに、子どもが生まれても何も変わらず自分優先な(そう見えた)夫にイライラして仕方ない。なぜ私ばかりがこんな目に遭わなければいけないんだろう?周りはみんな子育てを楽しんでいるように見えるのに、なんで?そうおもう私が悪いの?おかしいの?」と。

書いてても我ながら本当に残念な記憶ですが、これが私と産後ケアの出会いでした。

次回、「『専業主婦』な私の『はたらいて成長し続ける夫』に対する嫉妬と負い目」に続きます!

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