「もうひとつの両親学級」マドレオホーツク企画〜北見まちづくりパワー支援事業【開催報告】

赤ちゃんと一緒にムリなくできる産後ケア教室で、産後・子育てをもっと楽しく!仲間づくりもできる!
NPO法人マドレボニータ認定産後セルフケアインストラクター・北海道の永野間かおりです。
 
10月28日(土)午後、北見赤十字病院にて、北見市まちづくりパワー支援事業、マドレ・オホーツク企画「もうひとつの両親学級」を開催しました!
 
(圧巻の参加者集合写真!60名ほどの皆様が参加され、中には産前・産後のご夫婦が何組もいらっしゃいました!嬉しい!!)
 
「もうひとつの両親学級」は、マドレ・オホーツク(以下マドオホ)のメンバーたちが、北見オホーツクに産後ケアを広めたい!当事者以外の人たちにも産後ケアを知ってほしい!と、1年前から着想し、今年5月から本格的な準備に取り組んで実現しました。
 
(マドオホ産後ケア講演会実行委員メンバーと紫磨子さん♪)
 
みんな母ではたらいて出張もあって、地域活動したり、趣味にも忙しいし、NECワーキングマザーサロン北海道と兼務するメンバーもいました。とにかくみんな忙しい!
 
子どもがいるから・はたらいてるし・忙しいから…と諦めず、仕事や家族との調整をして、「だって私これみんなとやりたいから!」と立候補・ともに活動してくれた実行委員メンバーの凛々しさ清々しさは、素晴らしいものがありました^^
 
また当日は、未来の助産師をめざす看護大学生のKちゃんも、マドオホスタッフTシャツを着てお手伝いしてくれました!Kちゃんのおかげで平均年齢グッと若返った!(と思ったけど、言ったらアラフォーのみんなが怒るから、胸に秘めて喜んだw)
 
マドオホ実行委員のみんな、Kちゃん、ありがとうございました!
 
 
さて、講演会レポです!
 
 
講師で大先輩の吉田紫磨子インストラクターを東京から招いてお聞きした内容をちょっとご紹介!
 
《講演会の永野間メモ》
 
・意外に知られていない、産後の心と体の変化
「産後女性は酔っ払いと同じ!正気じゃない!!」、それをまず男性である夫に知ってほしい。
 
育児はチーム「夫婦」にとって20年余りに及ぶ一大プロジェクト!
 
・父になる・なった男性パートナーに何ができるか?して欲しいか?
→育休が難しくても週に1度でもいいから、家事育児が最も忙しい魔の時間帯「18-21時」に帰宅を!大人二人なら孤独を感じなくて済む。
 
・出産報告に「落ち着いたら遊びに行くね!」というが、実はその「落ち着くまで」が産後は一番大変。
 
・日本は安全に産める国で赤ちゃんの死亡率は0.1%。でも子どもがいる家庭の離婚は産後2年以内が最多の3割。虐待死犠牲者の4割が0歳児。加害者の6割が実母(中には子育てを一人で抱え込まなければならなかった母も多いはず)
 
・イクメン・カジメンと言われ男性もしんどい。が、哺乳瓶扱いは母より断然父の方が得意!加えて、産後の体心の変化がない分、女性より冷静で正気でいられる。
 
…などなど、4児の母である紫磨子インストラクターの実体験も踏まえてお話くださいました。お話を聞きながら私は、産後セルフケアインストラクターは、仕事・育児などなど人生経験がそのまま自分のキャリアになる!と、納得。
 
 
講演だけでなく、「どんな産後を過ごしたい?過ごしたかった?パートナーに何をしてほしい?してあげたい?」を夫婦で話す・聞くシェアリングワーク。
 
 
家ではない場所で、社会性をもって話す・聞く機会だからこそ、自分から初めて出てくる言葉や、相手の言葉を聞き入れられることもあるはず!
 
最後に、抱っこによる腱鞘炎をセルフケアする「夫婦で腱鞘炎ケア」。
 
 
紫磨子インストラクターによると、「セックスレス・スキンシップレスになりがちな妊娠中・産後に、お互いの体に触れる機会があるだけで全然違う。触れながら話すと、トゲトゲしづらい効果もある☆」とのこと。
 
そういえば、赤ちゃん・子どもだって、泣いてるところを抱っこされたり、ハグされたら、安心して落ち着く。大人だって同じ。産後は「お母さん」の役割を全うすることに必死で、自分の緊張にも気づけない。それぐらい、気を張って余裕がない。
 
だから、「疲れてない?」ってお互いの手を触れたり、マッサージしたり、ハグしたり、そういう日常のささやかなスキンシップから、自分も夫婦関係もケアしていけたらいい。
 
私も、仕事で疲れて帰ってくる夫の肩をまずポンポン叩いてみよう!「お疲れさま」の言葉とともに。
 
 
講演会終了後、参加者のみなさんにアンケートともに、今回の両親学級に参加しての学びや気づき、産後の自分や周りの人へ向けてのメッセージを、「わたしたちの産褥樹」と木を模した模造紙に貼っていただきました。どんな声が集まったか、またご紹介したい!
 
 
また、アンケートでは、男性が「印象的だったこと」としてこんな学びをシェアしてくださいました。
 
「(産後は)落ち着くまでが大変」
「誰かに頼ることほど難しいことはない」
「(大人と)話ができなくなると、思考できなくなる」
 
これらを正気じゃない産後女性(!)ではなく、そばで見守る男性が知っていれば、母になった女性にかける言葉も行動も、きっと変わっていく。産後を孤独なものにせず、もっと夫婦・地域でわかち合うあたたかいものに変えていける。
 
 
男女共同参画というけれど、私はその最小単位は「夫婦」だと思っています。
 
一番近くにいる夫婦・家族を、それぞれが「どうありたい?どうしていきたい?」と考えて、半径5メートルから行動していけば、ちょっとずつ社会は変わるし、次世代の子どもへのお手本になる。
 
私自身が夫婦ゲンカ(ケンカじゃなくて「試合」と呼んでるw)で、決して黙りこんだり、泣いてうやむやにして終わらせない理由は、ここです。
 
違和感を抱えたままの上っ面な関係でいたくない・子どもたちに「人と一緒に生きるのに大事なのは、コミュニケーションの積み重ねだよ」と伝えたい。そうやって、子どもにも人を頼ったり頼られたりしながら生きていって欲しいから^^
 
あーまずい、暑苦しく語り出してシリーズ連載になりそうなので・笑、両親学級レポはここまで☆
 
 
講演会の裏側にいきまーす!
 
 
紫磨子インストラクター、なんと早朝5時に東京の自宅を出発!早くからありがとうございます!
 
女満別空港に着いたらこんなウェルカムボードでお出迎え☆
紫磨子さん「私じゃなくてwきみまろか・笑!」
 
いつも妻のSNSにいいね!しない紫磨子さんと私の夫は、なぜかこの日に限ってやたら「いいね!」を速攻でしてきて、「だったら普段からいいねしてよ!」と、二人で毒づいたw
 
 
隣はボード製作者のマドオホ画伯・みきてぃー!みきてぃーも忙しい時期なのに、細やかなホスピタリティ(でもきみまろw)を自分の得意で表してくださって、粋な人だよ全くーー!!
 
 
講演会前にマドオホのさおりん&りかっちアテンドでオホーツク観光を楽しみ、
 
 
北見塩焼きそばも食べ、
 
 
そして講演会!
 
 
そして目玉企画☆実行委員打ち上げー!2次会はワインバー♪家庭の事情で打ち上げ欠席のメンバーもいて残念だったけれど、次回また話す・聞く楽しみがある☆
 
 
楽しく飲みながらも、話題は涙無くしては語れないそれぞれの産前・産後のしょっぱい話や、「子育てしながらはたらく」こと。結局マジメなわたしたちw
 
 
この前のお店での1次会では、自己紹介語ってる順番にみんなさめざめ泣いてwもうみんな愛すべき泣きむし!
私とマドオホ代表さおりんは一滴も涙流さず笑いっぱなしで、空気読まずにスマンww
 
 
翌日は、マドオホバランスボールエクササイズ!
 
 
紫磨子インストラクターの容赦ないツッコミに、男性陣も白目剥きながらwエクササイズ頑張ってました!その横で妻が大爆笑☆も、カップル講座ならでは!
 
 
シェアリングも講演会同様、夫婦でトライ!
 
夫婦でシェアリングって、何気にハードルが高かったりします。マドオホメンバーだって、それは同じ。
 
マドオホ代表さおりんも、「私たち(永野間)夫婦がやってメチャクチャよかったよ!」というのを聞き、その後夫婦で初めてのシェアリングに近所のカフェでチャレンジしたそう。そして号泣したんですって。
 
きっと、ちゃんと話せた・聞けた・何が不安かわかった・逆にここをはっきりさせなきゃ進めない…とか、いろんな想いが溢れたんだろうなぁ。今では鼻息荒くマドオホ代表勤めて、仕事復帰もして、世界を回す勢いのさおりんも、産後は不安でいっぱいだったんだ。
 
 
夫婦お互いのおもいは、わかっているようで実はわかっていないことも、多い。それ以前に、自分のおもいだって、よくわからずに「なんかモヤモヤする」ってぼんやりさせがち。
 
シェアリングして一度話せば全部がスッキリ・理解協力できるなんて単純なことでは決してない。
 
でもシェアリングする前よりはきっと確実に、パートナーへの信頼感・安心感、そして「夫婦はやっぱり考えもおもいも違うんだ」っていうことを実感できる。
 
その違いを知った上で始めるコミュニケーションは、想像もつかないほど広くて深くておもしろい!パートナーにも自分にも興味が湧きます、「この人どんな人?もっと知りたい!」「そして自分のことも、もっとわかりたい!わかってないと、意思も希望も伝えられないよ!」って^^
 
 
講演会前の打ち合わせでも話しましたが、私が網走で産後ケア教室を始めたのは、2011年。
今ほど産後ケアなんて言われず、産後ケアの存在を伝えることが、まず最初の仕事でした^^
 
周りからは、田舎で絶対うまくいくはずないとか、食えない仕事だとか、夫かわいそう(!)とか散々言われましたけど(私、根にもつタイプよw)、そんな声なんてどーでもいいわいっ!と感じるほど、「産後ケアがすべての母になった女性に必要なもの」と信じて、産後ケアの仕事を続けてきました。今でも、「産後ケアに出会わなければ、今の私も夫婦も家族も仲間も、ない」と本気で思ってる。
 
 
その過程で、マドオホメンバーはじめ、母になってもそれぞれが本当におもしろいたくさんの産後女性たち、またさまざまな分野の方と出会い、つながり続けてきました。
 
そしてオホーツクを離れてもうすぐ2年になる今年、産後ケア出発点のオホーツクで、こんな大規模の産後ケア講演会を開催できました。
 
開催しよう!と声を出したのも、実際に行動に起こしたのも、言い出しっぺの私じゃなくて、「産後ケアで自分の力を取り戻した産後女性たち」というのが、何より嬉しい!
 
一人で自分のやり方だけで活動するより、おもいも考えもちょっとずつ違う、でも「産後ケアを広めよう」の同じ方向を見つめる仲間と、しつこく諦めずにコミュニケーションとりながら進める活動は、何倍もおもしろい!これって、夫婦のコミュニケーションと同じだ!
 
 
マドオホ企画「もうひとつの両親学級」ご参加者のみなさま、またはるばる東京からお越しいただいた紫磨子インストラクター、そしてマドオホのみんな、どうもありがとうございました!
 
 

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