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夫が単身赴任を終えて家に帰ってきた!〜単身赴任生活振り返り〜

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道内でしたが2年の単身赴任勤務を終えて、

この春、夫が札幌に帰ってきました。

やっとまた、家族5人で暮らせます。

控えめに言っても、めちゃくちゃうれしい・・・!

夫は、「あなたに2年間苦労かけたね、お疲れさまね」と

何度も口にして、労ってくれる。

それに、「ホントだよ、すっごい大変だった! 」と返す私、

どうですか正直でしょう・笑?

母子4人のドタバタな暮らしも、ひとまず一旦終了。

2年と期間限定の家族が離れた暮らしで、

感じたことや気づいたことがいろいろありました。

 

いい機会なので、振り返って思いつくままに、挙げてみます。

 

「親・お母さん」役割をよくがんばりました

単身赴任中の大きな変化は、今までで一番、

私が「親」「お母さん」役割を担った、ということ。

は?どういうこと?!ですよね・笑。

待って待って、説明しますから。

 

私は「お母さん」をやって、もう十数年にもなります。

 

でも、子どもの学校関係、塾、勉強方面

(面談や宿題の丸つけなど)の役割・作業が、どうにも苦手。

恥ずかしいのと後ろめたさから小さな文字で書きますが、これが必要なことは、わかる。だからもう好き・嫌いのレベルの話。

 

今まで、そこは几帳面でまじめで

子どもの勉強も気に掛ける夫が担っていました。

 

でも、夫が単身赴任で不在なので、

最低限は私が担わねば・・・!と(大袈裟)。

この2年で両手に収まるぐらいの回数だけど、学校や塾に出向いてみて、

「やっぱりここは私、苦手だ、役に立たない」と再確認。

そこを担い続けてきた夫に、

今まで以上に感謝の気持ちが湧きました。

夫本人はむしろ得意な分野なので、淡々とこなしてるんだけど。

 

あと、うちは担当をお父さんだから・お母さんだからで分けない、

「得意でできる方がやる」を徹底した適材適所スタイルで、

夫婦でお互いの苦手を補い合いながらやってきたことも、再確認。

 

 

お父さんが不在の間の小中学生たちと家族時間

よく、お父さんが単身赴任すると、

子どもがお父さんになつかなくなるとか、

抱っこされても泣かれちゃう…といいます。

 

でも、我が家はもう上の子は中学生、

末の子も保育園年長だったので、父を恋しがって泣いたり、

父に懐かないなんてことも、特になかったです。

 

子どもたちはもうだいぶ成長してきていて、

自力で塾とか友達とあそぶ放課後とか、

それぞれの暮らしを楽しめるようになっていて、

「そうか、父ちゃん仕事で遠くに住むんだね、仕方ないね」

と淡々とした様子。

唯一、三男の保育園の運動会の応援が私一人、

というのだけは、私がちょっと寂しかったぐらい。

その時も6歳の三男は、「父ちゃん忙しいから仕方ないよね〜」

とラフな感じで、ご機嫌にかけっこで走って、

お遊戯で踊っていました。

それより、「運動会が始まってすぐから、

トイレをずっと我慢していた💦」のが気になっていたそう。

…なんだそれっ!

 

その分、夫が月に1,2回、週末に自宅に戻って来られる時は、

父さんとサッカー観戦に出かけたり、

家族でドライブに出かけたりして、

家族時間を楽しみながら過ごしていました。

 

 

長男は中2,3、二男も高学年だったので、

もう家族で遠出にもついてこないことも多かったけれど、

そりゃそうだ。

もう親と一緒じゃない方が、気楽に楽しめるよね〜と、

それぞれの時間を過ごすことも多かったです。

 

私もそこに寂しさよりも、子どもの成長や、

家族のカタチもステージの変化を感じて、

満足していました。

 

 

単身赴任中の家族のコミュニケーション

単身赴任の間、夫自体に変化はなかったものの、

私が子どもとバトルして怒っていると、

すごく悲しそうな顔をして、電話やZoomで

子どもに話をしてフォローしてくれていました。

 

そばにいられないので、直接できることがなく歯痒い、と。

 

あと、週末はよく食卓からZoomをつないで、

リモート晩御飯もしてました。

「父ちゃん、今日は何食べるの?」「え〜、いいなぁ!」

なんて言いながら、画面越しにお皿見せあったりして、

あれは楽しかったなぁ!

 

そんな夫の様子を見ながら、遠隔でも

子育てや家族のサポートは、

やろうとおもえばできるんだなぁとおもいました。

あと、私が子どもとバトルして(またw)、

ほんとうにアッタマきたり、心がやさぐれている時は、

「でもあなた遠く離れてて家にいないから、

大変さがわからないでしょ!(怒)」と

八つ当たりしたことも、数知れず。

 

そのことをあとで、「ごめんね!」と謝ったことも、数知れず・苦笑。

 

単身赴任した夫の気づき

単身赴任から戻ってきた夫が言っていました。

「やっぱり、家族と一緒がいいね。家族といないとダメだな、オレは」と。

 

「自分は単身でもやっていけるとおもってた。

でも、実際に2年だけでも一人で暮らして働いて、

今までは、家族と一緒にいるから、ちゃんとしようとか、

がんばろうと思ってやってこれたことが

実はたくさんあったことに気づいたんだよね」と。

おお、いいことを言うなあ。

それを聞いて、「単身赴任」という同じ経験でも、

家で待つ方と、外に出向いていく方では、

それぞれに体験することも感じること・気づくことも

全然違うんだなとおもいました。

 

私も夫の支えを再確認して感謝することもあった。

同時に、「私もこの状況でがんばってるし、よくやってるよ」

と自分を労ったり、「だからあともう少し、がんばろ」と

自分を奮い立たせることが多かったんです。

あと、思い通りにいかなかったり、

やさぐれると(また!)、

「1人でとことん仕事できるのが羨ましい…!」

とおもってしまうこともあった。

それを、単身赴任経験者の先輩に聞いてもらって、

気持ちを落ち着かせることもあった。

 

そんな私とは、当然ながらやっぱり違う

夫の気づき自体も新鮮だったし、

それを言葉で伝えてくれたことにも、

じんわりしたうれしさを感じました。

 

 

あと、もしこれが10年前の夫婦が30代前半だったら、

夫は自分の仕事に必死で、

家族に対するこんな言葉は出てこなかっただろう。

私も子どもが保育園児たちだったら、

「単身赴任」で感じることは

全く違っただろうともおもいました。

 

私たちは結婚してもうすぐ20年になります。

この20年で、子どもが産まれて

育つだけじゃなくて、

私たち夫婦も年齢と経験を重ねて、

それぞれちょっとずつ成熟したり、

視野が広がったり、感じ取れることも

増えてきたのかも知れません。

 

単身赴任?それとも家族は一緒?

あと、夫婦で、

「今回はたまたま札幌勤務で家族で

暮らせることになったけれど、

もしまた別の勤務地で単身赴任が

続くことになったら、

どうだっただろうね?」

というのも話しました。

 

その答えは夫婦共通で、「それはそれで、仕方ない。

必要とされる仕事・役割があって、

夫がそれに望んで取り組むなら、

『大変だけどお互いにがんばろう』と受け入れただろう」

というもの。

 

また、もし夫婦の立場が逆で、

私に単身赴任の必要があったなら、

家族には「がんばっておいで!」と応援して、

気持ちよく送り出して欲しいとも思いました。

 

 

家族の暮らし方もはたらきかたも、いろんな形や考えがあります。

「家族は絶対に一緒がいい」という人たちもいれば、

私たちのように、

「お互いのやりたい仕事のためなら、

家族が離れて暮らすことも受け入れる」人たちもいます。

 

子育てしながらはたらく中で、予測がつかないこともあるし、

自分と家族の希望が通らないことも、あるかも知れない。

 

でも、少なくともできるのは、

普段から夫婦・家族で、

「家族や仕事・はたらきかたをこう考えていて、

こうしていきたい」の希望やイメージを

ある程度すり合わせていくこと。

それは、いつからだってできるし、

それが気持ちや環境の準備や、

リスクヘッジになるとおもったら、

意識的に続けて、更新していけばいいんじゃないかとおもいます。

 

 

我が家は結婚当初から夫の仕事で

転勤暮らしだったのと、

途中から私も仕事を始めたこともあって、

夫婦の仕事や、子どもの年齢や成長や、住む地域なんかを

普段の何気ない会話の中でもよく話していました。

 

そうやって夫婦・家族ですり合わせの時間が積み重なっていれば、

実際に変化の時期・タイミングが訪れた時に、

出来るだけ納得した選択と行動をとれるじゃないかなっておもいます。

 

最後に大事な、私の産後ケアの仕事

夫が単身赴任で不在のこの2年で確かめたことの一つが、

「私はやっぱり仕事がとても好きだし、大事にしたい」ということ。

 

夫が単身赴任するまでは、毎月のように道内各地に泊まりで

産後ケア講座出張をしてました。

だから週末不在も、多かった。

 

でも、夫が単身赴任で不在の中、まだ小中学生・保育園児の

子どもたちだけに、留守を任せる訳にはいかない。

 

となると、出張仕事どうしよう…?

そう前年度から考えた末に、

すべて日帰り出張に切り替えました。

日帰り出張の準備&スケジュールはこんな感じ。

数日前から子育てサポートさんに送迎依頼。

当日朝6時、子育てサポートさん宅に朝ごはん弁当持たせた三男を連れて行き、送りお願い。

朝イチ7:30の便✈️で出張に出かける。

午前中に産後ケア講座開催(2時間)

午後の便✈️で札幌に戻る・その脚で保育園迎えに行く。

保育園にも事情を伝え、何かあった際の連絡対応も確認。

早朝6時台にサポートさんに託して、そこから駅まで走って

電車に乗って…と、振り返ると手間暇かけてよくやってたな!とおもいます。

 

でも、私はどうしても、出張の仕事も続けたかった。

北海道のいろんな地域に、マドレボニータの取り組む産後ケアを届けたかった。

 

上の子どもたちも夕飯にカレー作って待っててくれたり、

他の家事も担ってたくさん協力してくれました。

成長してきた子どもたちが、強力な家庭のパートナーになってくれていました。

 

このことで、制約のある中でも自分がほんとうにやりたいことは

準備・工夫次第でできることもわかりました。

 

子育てしながらのはたらくこと自体に制約はあるし、

こういう積み重ねが自信になって、

次のチャレンジにもつながるのかも知れません。

2年の単身赴任生活は大変だったけれど、

おかげで気づけたこともたくさんあります。

 

ここからはしばらく、家族で一緒に

暮らすからこそ見えること・経験できることを

大事にしながら過ごしたいです。

 

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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