【永野間かおり】 認定NPO法人マドレボニータ 理事 / 産後セルフケアインストラクター
1978年、岩手県出身・45歳。 北海道教育大学卒業。2005年長男を出産。
産後の体調不良、夫婦間コミュニケーションにつまづき、 思い悩む。
「こんなはずじゃない、 子どもをもってもっと幸せになろうと思ったのに…」 と情報を求め、マドレボニータの産後ケアを知る。
2009年、産後ケア教室を受講。
一緒に参加した仲間たちの、 「母になった一人の大人の女性」としての言葉や表情、 悩みや課題に向き合う凛々しさに、「いいお母さん」より「私らしく親業すればいい」「母になっても自分を生きていい」と価値観が一変する。
「私もこんな風に、母になった女性をエンパワメントする産後ケア教室を北海道でつくりたい」
と、マドレボニータの産後セルフケアインストラクターをめざす。
その後、産後セルフケアインストラクター養成コースで学び、 2011年、当時在住の網走・北見にて 産後ケア教室 を開講。
しかし、周囲からの「産後ケアなんて贅沢」 「母親にお金をかけるなんて」という声・反発に遭う。
そこで、「格差や罪悪感なく、北海道で出産したら誰も当たり前に産後ケアに取り組める仕組みを作ろう」と、 自治体母子保健・子育て支援講座にマドレボニータの産後ケア講座を提案。
自治体と地域の産後女性の多くの支持を得て、 自治体協働のもとで数多くの産後ケア講座を開催。
また、産後・子育ての責任と喜びを女性だけのものにせず、「すべての家族に産後ケアを」のビジョン実現に向けて、産後ケアカップル講座も開催。
また、道内各地からのリクエストで出張講座も多数開催。
2016年、札幌へ移住。
「マドレボニータの産後ケア札幌教室」を開講し、年間10講座ほど自治体産後ケア講座も開催。
2019年、道内の産前・産後ケア支援に携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」を開催。
2011年からの産後ケア受講者数は2,800名となった。
2020年より、認定NPO法人マドレボニータの理事に。
また組織改革・運営担当として、人権ハラスメント対策や組織運営に関する講座・学会でも事例発表で登壇。
プライベートでは、夫と高3、中3、小4の息子3人の5人家族。
「いいお母さん」ではなく、仕事も暮らしも希望を自由にデザインして、「おもしろがって生きる一人の大人の姿」 を子どもたちに見せたいと、子育てしながらはたらく毎日。
好き:温泉、読書、映画、マラソン。
【メディア掲載歴】 ●2011年5月北海道新聞「産後のきしみありませんか?」 ●2013年3月 NHK北海道ニュース「母になって働くことを語るサロン」放送 ●2016年10月8日 北海道新聞土曜ワイドオホーツク欄「産後ケア関心高まる」 ●2016年10月 NHKほっとニュース北海道・厚岸町母子保健事業産後ケア講座放送 ●2016年11月 北海道新聞朝刊「ひと2016」産後ケアを広める認定インストラクター記事掲載 ●2017年2月 北海道庁女性支援室サイト「北の女性★元気・活躍・応援サイト」取材記事掲載 ●2017年3月 北海道新聞生活面「産後危機 すれ違いから」産後ケア教室の卒業生とともにインタビュー記事掲載 ●2017年4月 札幌人図鑑にて産後ケアインタビュー放送 ●2017年9月 ラジオカロスサッポロ「ハイ・フライ・コモンズ」にて産後ケアの紹介 ●2018年10月 NHKほっとニュース北海道「地震後の不安 母親たち守るには」