認定NPO法人マドレボニータは、子育てに人一倍体力を要し、
サポートの必要な母たちが、産後ケア教室に参加しやすい仕組みとして、
教室受講料の全額補助をする「産後ケアバトン制度」を運営しています。
(双子母が受講される場合は、赤ちゃんの母役を担いながら一緒に教室に参加してくださる介助ボランティアの協力をお願いしています)
下記の対象に該当する方は、全国のマドレボニータの産後ケア教室(4回コース) と、産前・産後のセルフケアオンライン教室(4回コース)の受講料が全額補助されます。
※北海道では産後ケア【札幌】教室 と産後ケア【北見】教室にてご利用の上ご受講いただけます。
◆マドレ基金「産後ケアバトン制度」をご利用いただける方◆
◎以下の場合お子さまが3歳の誕生日を迎える日までご利用可能
●ひとり親
●多胎児の母(必要に応じ「介助ボランティア」のご手配をいたします。)
●障がいのある児の母
●出生~生後180日の間に連続21日以上入院中または入院した児の母
◎以下の場合お子さまが1歳の誕生日を迎える日までご利用可能
●妊娠22週以降に連続45日以上入院した母
●10代の母
●早産児・低出生体重児の母(【34週未満で出産】または【出生体重2000g未満】)
【産後ケアバトン制度利用者のご感想メールをご紹介しています】
北海道で産後ケアバトン制度を利用して産後ケア教室を受講された産後女性たちから、
たくさんのご感想と感謝のメールを頂戴しています。
クリックしてぜひご覧ください。
●障がいのある児の母のご感想「ダウン症の子どもと外出する意欲が生まれた」
●妊娠中に長期入院された方のご感想「私が産後ケアに参加して変わった『夫の行動』」
●妊娠中に長期入院された方のご感想「産後ケア教室が仲間づくりと外出のきっかけになった」
産後ケアバトン制度の対象に該当される方はぜひ、産後ケアバトン制度で産後ケア教室を受講してみませんか?
産後ケア教室は、専業主婦、育休中、そして産後ケアバトン制度対象の母と、
さまざまな立場の産後女性が集う場です。
同時に、「〇〇の母」という属性に縛られず、
「母になった一人の大人の女性」として、素の自分で、安心して過ごせる場でもあります。
周囲に産後ケアバトン制度対象のお知り合いがいらっしゃる方へ
また、周りに対象の方がいらしたらぜひ、
「産後ケアバトン制度を利用して、産後ケア教室で元気になっておいで!」とご紹介をお願いします。
そのあったかいおせっかいが、母の孤独を予防し、体力と仲間を得る
「楽しい子育て」のきっかけになります。
産後ケアバトン制度の運営について
マドレボニータでは2011年3月より、社会的に孤立しがちで、子育てに人一倍体力を必要とする母たちが、
産後ケアに取り組み、「産後の心身の健康」と「仲間」を得るためのサポートに取り組み始めました。
産後の孤独・周囲からの孤立は、母親の心身の健康を損なうだけでなく、子育てにも影響します。
健康で楽しい子育てのベースは、母親の心身の健康です。
そこで、孤立してしまう前の予防策として、
密室育児に陥りがちな対象の母たちが赤ちゃん連れで安心して外出できるよう、
受講料の補助や教室参加をサポートする介助ボランティアの手配をしています。
「産後ケアバトン制度があったから、勇気を出して一歩外に踏み出すことができた」
「属性(ひとり親、障がい児の母など)に捉われることなく、
一人の産後女性・産後仲間としてフラットに安心して話せる仲間ができた」
産後ケアバトン制度を利用して受講された母たちからは、そんな嬉しいご感想をたくさんいただいています。
マドレボニータが「産後ケアバトン制度」に込めたおもい
産後ケアバトン制度は「産後ケア教室を無料で受講できるラッキーな制度」ではなく、
卒業生をはじめ、企業・団体・個人さまなどのマドレ基金に寄付をしてくださったみなさまの、
「次の母にもぜひ産後ケアに取り組んで欲しい」
「産後ケアの大切さを多くの人たちに伝えたい・届けたい」
というあたたかいおもいが込められた制度です。
産後ケアバトン制度を必要とする方にこのお知らせが届き、一人でも多くの母と赤ちゃんが、
勇気を出して外出するきっかけとなりますように。