札幌市は2016年9月から札幌市産後ケア事業を開始しています。
2021年度(令和3年度)より利用対象が、【生後6ヶ月未満の赤ちゃんとその母】に拡大しました。
また、1家庭につき通算 7日以内の利用となります。
産後6ヶ月というと、子育ての導入期。
「ちゃんとおっぱい飲めてるかな?」と授乳に悩んだり、産後続いていた緊張・興奮の最も切れたり、
体の痛みしんどさをイヤでも自覚し始める時期でもあります。
そんな時はムリをせず、札幌市の産後ケア事業を利用して、「受ける産後ケア」を。
「お母さんになったんだからしっかりしないと!」
「周りのママだって、辛くてもみんながんばってるんだから私も…」
そんな風に、気負ったり、しんどさに蓋をしなくていいんです。
なぜなら、困ったり悩んだりしんどいと思ったら、適切なサポート・サービスを選んで受けるのも、
産後・子育てでとても大事なことだからです。
子育てする自分自身の心身の健康あってこそ、赤ちゃんをかわいがりながら育児ができます。
そこで、こちらのページでは札幌市産後ケア事業についてご紹介します。
▼参考ページはこちらです。
【対象】札幌市産後ケア事業を利用できる方
札幌市在住(札幌市に住民票がある方)で生後6ヶ月未満の乳児と母親。
●家族などから家事や育児等の援助が受けられない
●出産や育児の疲れから体や気持ちの調子がよくない
●育児について心配なことや困りごとがある (医療が必要な方は利用できません)
【内容】札幌市産後ケア事業でサポートしてもらえること
●産後女性が困っていること(赤ちゃんのあやし方、授乳、寝かしつけ、抱っこ、おんぶ、沐浴、夜泣き等)の 相談をお聞きし、対応方法等をお伝えする
●産後女性にゆっくり休息と十分な食事をとっていただく
●産後女性の乳房のケアや手当の方法をお伝えする 等 産後ケアの内容
【日帰り型】と【宿泊型】の2週類があります。利用者それぞれでケアの内容や一日の流れは異なります。
【持ち物】産後ケア利用当日に
母子健康手帳、保険証、必要な母子の衣類、 オムツ、おしり拭き、ミルク、哺乳瓶、
(宿泊型利用時)洗面用具等
※必要な持ち物詳細は利用決定時に助産所 から連絡があります。
【利用できる助産院】産後ケア事業実施先
【宿泊型・日帰り型】
(北区)あいの里助産院
(東区)さくら助産院
(白石区) つるべ助産院
(清田区)さんさん助産院
(西区)助産院「エ・ク・ボ」
【日帰り型専用】
(中央区)とっと助産院
(中央区)feel助産院
(東区)棚田母乳育児相談室
(清田区)今井母乳育児相談室
(西区)いろはな助産院
産後ケア事業利用申し込みの流れ
利用希望する助産院に電話で申込み →札幌市から利用決定通知書送付 →産後ケア利用
また、産後6〜8週の間の安静が必要な「産褥期」の養生のための産後ケア利用はもちろん、産後6ヶ月以降でも、授乳の悩みや、安全で楽な抱っこの仕方など、困ったり悩むことがあれば、早めに助産師さんに相談・ケアを受けるのがおすすめです。
核家族化が進み、帰省もしづらい状況が続くこの時期に、頼りになるのは地域の助産院・助産師さんです。
私も初めての産後に授乳がうまくいかず、産後3ヶ月でようやく出会えた助産師さんのおっぱいケアに救われた一人です。
おっぱいケアを受けながら不安や泣き言も丸ごと助産師さんに受け止めていただいたおかげで、体だけでなく心まで楽になりました。
一人きりでがんばったり悩むのではなく、自分と赤ちゃん・家族のために必要な援助・サポートを素直に受けるのも、子育てする私たちには必要なスキルです。
ケアを受けることで、体にも心にもゆとりが生まれて、赤ちゃんをもっと可愛いと思えるようになるのはもちろん、育児の心強いサポーター(助産院)とつながることもできます。
自治体や助産院の受ける産後ケアの後は、マドレボニータの「自分の力を発揮して取り組む産後ケア」がオススメです。
マドレボニータの産後ケアでは、産後2ヶ月目(産後1ヶ月健診後〜)から、それまでに養生した体をリハビリするエクササイズ(ストレッチ)に取り組むことで、子育てを楽しめる体づくりと、地域の仲間づくりができます。
「まだ赤ちゃんとの外出に慣れていない・不安・・・」という方には、
コロナ禍をきっかけにスタートした産前・産後のセルフケアオンライン教室(自宅から参加)もオススメです。
① 自宅から気軽に参加できるZoomを使った
オンライン産後セルフケア教室(ストレッチ・対話・セルフケア)
※産後1年未満のかたが対象・赤ちゃんと一緒にご参加いただけます。
【全国】産前・産後のセルフケアオンライン教室詳細はこちらをクリック
② 対面型の産後ケア札幌教室(バランスボールを使った有酸素運動・対話・セルフケア)
※生後210日以内の赤ちゃんと一緒にご参加いただけます。
産後、可愛い赤ちゃんと一緒の暮らしはしあわせなものですよね。
でも、「今日も赤ちゃんと家に引きこもって、どこにも出かけていない…」「誰か夫以外の大人とも話したい」と、不安や孤独を感じることもあります。
その状態が長引くと些細なことで苛立ったり煮詰まったりして、産後に夫婦・家族間の関係性がギクシャクする・・・ということは珍しくありません。
だからこそ産後・子育ての導入期は、地域や家族以外の人とのつながりやコミュニケーションが必要なんです。
マドレボニータの産後ケアで1ヶ月全4回かけて産後ケアに取り組めば、子育てを楽しむ体と心の余裕、そして心強い産後仲間にも出会えます。
また、産後の仕事復帰やパートナーシップ(夫婦関係)など、当事者同士だからこそ共感し合える話題も気軽に話し合えます。
産後ケアは贅沢品ではなく、母になったすべての女性・家族に必要なケア。
産後ケアが子育てをもっと楽しく快適に、そして自分らしい体と心を再構築するチャンスになりますように。
