こんにちは。
札幌のマドレボニータ産後セルフケアインストラクター・永野間(ながのま)かおりです。
1月22日付の北海道新聞朝刊にて、道内の産後ケア事業について特集記事が掲載されています。web版でも読めますので、こちらをどうぞ▼
⇒産後ケア普及じわり 助産院などで休養や育児相談 利用に地域差、定着には時間
【記事より引用】厚生労働省は15年度から、市町村の産後ケア事業費の半分を公費負担している。対象は周囲に頼れる家族などがいなかったり、育児不安を抱えたりしている生後4カ月未満の子どものいる母親。利用者は、利用料から国などの公費助成額を除いた分を負担する。16年度末時点で全国179市町村が産後ケアを実施。道内では札幌や函館など12市町村で行われている。
札幌市は16年9月から市内6カ所の助産院に4日以内の宿泊と、日帰りケアを委託している。利用料はいずれも1泊2日で原則3千円。市保健所によると、昨年3月までの半年間で147人の利用があった。市は本年度、委託する助産院を2カ所増やし、年間250人の利用を見込む。
(写真は本文とは関係ありません)
また、記事内には、マドレボニータの産後女性を対象にした産後うつのアンケート結果も掲載されています。
マドレボニータ事務局の八田による、産後女性のメンタリティの考察も非常に興味深いものです。長年、産後ケア教室の現場で、生身の産後女性と触れ合って得られ、培われてきたからこその知見です。
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【記事より引用】産後うつは出産後、抑うつ状態が続く精神疾患。無気力や食欲不振などの状態になる。
産後ケアの普及啓発事業に取り組む認定NPO法人マドレボニータ(東京)の2016年のネット調査(出産経験者1042人が回答)によると、産後2週~1年ほどの間に、産後うつの診断を受けた人は4・6%。診断は受けていないが、うつの症状を自覚したり「一歩手前だった」と答えたりした人は77・1%に上った。同法人の八田吏(つかさ)・研究開発部長は「産後、心身がつらい状態でも周囲から『母親失格』と言われるのを恐れて医療機関での受診を我慢する母親は多い」とみる。
自治体・産院・助産院による産褥期(産後6〜8週間)の「受ける産後ケア」はもちろん大切。
さらにその後の、「自分の力で取り組む産後ケア」でさらに産後の心身のリハビリ・孤独の解消を確実なものにしたい。
今後も札幌を中心に、北海道でももっと「マドレボニータの取り組む産後ケア」を伝え広めていきたいです。
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