子育てしながらはたらく

私が3日間産後ケアの仕事で出張に行ってる間の夫&息子たちの暮らしは?

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こんにちは!産後セルフケアインストラクターの永野間かおりです。
 
普段、札幌を拠点に産後ケアの仕事をしている私。
でも、札幌での教室開催だけでなく、道内各地いろんな街で、産後ケアの出張講座を開催しています。
旭川、厚岸、釧路、北見、帯広、今度は紋別市、和寒町、苫小牧でも開催予定!
 
 
この6月後半に、厚岸町〜釧路〜帯広の道東出張がありました。
金曜の早朝に札幌を出発して、その日の午後に厚岸、翌日釧路、次の日帯広で、札幌帰宅のスケジュール。
 
その出張講座から帰って、札幌・旭川の産後ケア教室を開催したら、参加者のみんなが口々に、「かおりんが出張に行ってる間、夫さんと息子さんたちはどうしてるの??」と聞いてくれました(みんな同じことを同じように聞いてくるから、驚いた^^;)
 
どうしてるって、…えっと、普通に学校行って、保育園行って、仕事行ってるよ^^?え、そうじゃなくて??なになに???
 
どうやら聞きたいのはそういうことじゃないんだなーと思ったので、小学生から保育園児まで3人子どもがいる我が家で、どうやって自分のやりたい仕事に取り組んでるか、今日は書きます。
 
 

母が出張に行く前に

私が産後ケアの出張講座を始めたのは、2014年の三男が1歳を過ぎた頃からでした。
 
授乳も終えて、三男も赤ちゃんから子どもに成長してきて、「よし、少し遠くに仕事に行っても大丈夫だな!」と思ったんです。最初は日帰りで網走→根室に行きました。
 
子どもはそれでOKだけれど、夫は?というと、最初は長距離運転の移動を心配していました。
でも、「私が留守の間の家と子どものこと」を心配する様子は、あまりありませんでした。
 
(今回はこの経路を往復!)
 
理由を考えたら、インストラクター養成コースで学び始めた2010年、私は毎月のように単身東京に泊まりで勉強に通ってたんです。その後、仕事を始めてからも、毎年必ず上京して研修を続けてました。1ヶ月毎週上京して、マタニティ向けの研修に取り組んだりもしました。
 
当時、子どもたちは4歳と2歳。
保育園の送り迎えも当たり前にあるし、夜は夜でぐずったりおねしょしたりで大変だったはず。
 
でも、研修から戻って夫にイヤな顔された記憶は、一個もないんですよね。
そして出張講座で家を数日空ける今も、それは同じ。
 
(釧路の久寿里橋。大学4年間を、私は毎日この橋を渡って教育大に通いました^^)
 
なんでかな?と考えたら、普段から、今私がどんな研修を受けてるか?や、それを学んでどんな仕事をしたいか?を、夕飯食べながら・お酒飲みながら、よく話してたんです。
 
だって、夫に「自分の夢・希望」を知って理解してもらっていないと、応援も協力も得られないから^^
 
そしてそれは、一緒に暮らして見ていればわかる…わけでは全然なくて(!)、具体的に話したり、自分の姿勢や行動で伝えていかないと、わかってはもらえないこと。
 
これは今でも続けていて、今では夫も、「ちょっと聞いてよ、仕事でさ〜」と嬉しいこともしんどいこともよく話してくれます。それを聞くのも、楽しい^^
 
 
 

母の私が出張中の家事のこと

最初、私が泊まりで出張の時は、「家のこと・子どものことでこれだけは必ずして欲しいこと」を紙に書いて、夫婦で相談して、壁に張り出していました。
保育園に持たせるものとか、細々したものも、書き出してました。
 
その際、もし夫ができなかったこと・やらなかったことがあっても、責めたり非難するのはやめようと決めてました(これは今でも^^)。
 
だって、逆に、自分が夫から何か頼まれたり任されて、自分なりに頑張ってやったことに対して、「なんでちゃんとやってくれないんだ」とか、「なんでできないんだよ!」とか言われたら…?
 
「じゃあ頼まないでよ」「だったら自分でやればいいでしょーが!」って腹が立つでしょう・笑?気が強い私は、それじゃ済まんぜよww
 
 
人(夫)に任せて委ねたら、自分のやり方や思い通りにはいかない。
 
それは、普段から夫婦・家族で家事を一緒にやっていて痛感していたことでした。
(ちなみに、うちは夫がゴミ集め&ゴミ出し、長男がお米とぎと炊飯、二男がお風呂洗いを毎日担当しています。)
 
 
そして、究極は、自分の家事のやり方じゃなくても、結果的に子どもが美味しくご飯を食べて、元気に保育園や小学校に通えていたら、それで十分だ!ということ。
 
 
それに出張仕事をすることも、そして不在の間の家のことも、全てが自分の思い通りに…だなんて、そんなの私が2人いないと無理だろう!と・笑。
 
 
そして、よーくよーく考えて、気づいてしまったんです!
 
「私もそんなに家事は好きじゃないじゃん!」と^^;
 
洗濯も掃除もご飯の支度も、やらないと生活が回らないから、だから好き嫌いを置いておいて、とにかくやってるぞ!と。
 
洗濯物のたたみ方だって大雑把で家族からブーイング出ることもあるw、洗濯物ためて次の日、あぁやっぱ昨日回せばよかった!と後悔するし、夕飯作りもしょっちゅうイヤになって、「もう母さん今日はケンタッキーか焼き鳥買って帰りたいよぅ…」と泣き言言うし(子ども喜びますがw)、洗濯乾燥機も、食洗機も普通に使うし、最近とうとうお掃除ロボットも購入しました。使えるものは、なんでも使う!
 
自分がそこまで家事と家事スキルにこだわりも誇りもない(!)ことがわかったので、ますます「家事・家のことを任せたら、相手のやり方で☆」と強く思うようになりました。家事は誰がやってもいい、その人のやり方で!!
 
 
今回は3日間と長めだったので、冷蔵庫にお肉や魚やら野菜やら、一通り買って入れておきました。あと、パスタソースなんかのレトルトものも少し。

家族が多いので、買い物もなかなか大変。そして、仕事や家のこと頑張って、疲れて何もご飯作りたくない日々があるのは、私も痛いほどよくわかるので!

 
 
出張から帰ったら、「父さんがハンバーグ作ってくれたよ」とか、「日曜のお昼は面倒だからパスタソースに助けてもらった^^」「煮卵たくさん作ったよ〜(コレ美味しかった!)」とか、父子4人の食卓の様子を聞かせてくれました。
 
子どもの頃食べたご飯が「おふくろの味(昭和かw)」だけより、「父さんが作ってくれた煮込みハンバーグ(これ面倒だから私は絶対作らないメニュー)」とか彩りがあった方が、いいなぁと思う。
 
 

子どもたちのこと

出張中、長男の授業参観があって、夫はそれにも行ってくれてました。
私がいても、仕事ギュウギュウに詰まってて行けなかった…から助かった!
 
 
以下、夫談。

・「金曜は長男の授業参観と修学旅行説明会とPTAの茶話会に行ったよ。参観と説明会は他のお父さんたちもいたけど、茶話会と学級懇談会に出る珍しいお父さんは、やっぱオレだけだった^^;」

・「今朝、二男サッカーにおにぎり握って持たせて送り出した。でも負けてすぐ帰りw家でオレが握ったおにぎりムシャムシャ食べてた(。-_-。)」

・「日曜だからゆっくりしようとおもったら、三男の「どこかあそびに連れてってくれ」コール(*_*)歩いて行けるとこに…と近所の子ども科学館を、満喫したよ(^_-)」

 

子ども3人いると、それぞれのエピソードがあって、おもしろい^^けど、対応するのはなかなか大変!だって私いつもいっぱいいっぱいだww

いつものことなんですが、私が出張から戻ると、夫と息子たちが仲良くなって会話が増えてるんです。「こりゃいいもんだなー」と、私は素直におもいます。

一緒の時間を長く過ごしたら、いろんなことが話しやすく頼りやすくなるんだなぁ…と。

 

「子どもにはお母さんが一番」的な言われ方をまだまだします。

でも、母さんも父さんも一番で、どっちも頼れたら、それに越したことはないでしょう?と。
考え方はさまざまだと思うけれど、私はそんな風に思っています。人とは違っても、いいや^^

そして、出張も飲み会も、夫婦で交代で出ています。

飲みに行く時は、「楽しんできてね!」と送り出しながら、「次は私の番だ〜♪」とご機嫌に伝える^^

「あなたばっかいいわよね!」と怒るより、「私も出かけたい」「楽しい時間はそれぞれ交代で取ろう」と素直に伝えた方が、話は早い!

もしそこで夫婦の考え・意見の食い違いがあったら、そこは流してしまわずに話すきっかけにできたらいい。

子育ての導入期は、すり合わせやケンカをたくさん練習するチャンスがいっぱいです^^
すればするほど、お互いのことがわかって、コミュニケーションが深まる。

 

 

私はやりたい仕事に取り組んで、ありたい関係性をつくる

息子たちが将来、パートナーを得たり、親になった時に、性別や属性に関係なく、誰でも同じようにご飯を作ったり掃除や洗濯して、人と助け合って暮らせる関係性をつくれたらいいなぁ…とおもっています。
 
 
そう考えると、私たち夫婦が今つくっている「家族の関係性」は、子どもにとっては一番身近なロールモデル(お手本)。
 
「お母さんだって、やりたい仕事があって、学びたいことがあって、そうしたら遠くまで行くこともある」のを私は見せられるし、これからも実践していきます^^
 
 
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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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