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妊娠中・産後こそ大事にしたい「夫婦の会話」〜津別町産後ケア夫婦講座【開催報告】

更新日:

12/15(土)に津別町中央公民館にて、津別町産後ケア教室〜夫婦講座〜を

10組の妊娠中・産後子育て中のカップルのみなさんと開催しました。

産後ケアカップル講座って、どんなことするの?と

よく聞かれるので、まずはプログラムをご紹介!


①自己紹介(お名前・お住まい・産後or妊娠◯ヶ月:男性は「妻は…」・

最近パートナーにしてもらって嬉しかったこと!)


②バランスボールの有酸素運動(今回は短縮バージョンで40分ほど、

それでもみんな、特に男性陣ヘロヘロになるくらいの運動強度です!)


③産後の体と心、どうなるの?ミニ講義


④夫婦でシェアリングワーク(コミュニケーション)

…と、普段産後ケア教室で女性対象にやっていることと同じです。

↑写真見ていただいてわかるように、40分ほどの短縮エクササイズでも、

みなさん首タオル巻くほどw汗だくでした!

そして、津別のみなさん、弾みながらワーキャーまるでお祭り状態w

それも女子じゃなくて、男子がねww!

自分のことは棚に上げてw仲間に「オイオイ〜!」って突っ込む姿は、

まるで中学生男子のようにヤンチャ…じゃなくてw活気があった・笑!

「産後女性、これ普段赤ちゃん抱っこしてやってるよ!

授乳もしてるよ!!」と伝えると、「マジか!」と驚く男性陣・笑。

産後ケアはリフレッシュだけじゃなくて、親になった誰にでも必要なもの。

女性にとっては産前・産後の体力の回復とケアに、

男性には子育てや仕事や「親になった人生」を楽しむための

体力づくりになります。

大人になると体育の時間って、ないでしょう^^?

でも体力は落ちていくし、やりたいこともやるべきことも、

責任も増えていくのが、大人。

だから、運動は年齢を重ねて大人になり、親になったからこそ必要なことです!

後半は簡単な産前・産後の体の変化ミニ講義から。

産後の体の変化や状態(赤ちゃん生まれて終わりじゃない、

胎盤も出るし、子宮の内側は生傷状態・骨盤がグラグラで

まっすぐ立つ・歩くことすら難しい)をお伝えすると、

男性陣は、「痛そう…」「そりゃツライわ!」と切ない表情になる方も。

これは何も「女性の苦労を思い知れ!いたわれ!!」ってことじゃなく、

産後という子育ての導入期を、「夫婦」をベースに

一緒に困ったり、相談したり、協力して乗り越えて欲しいから伝えています。

「産後はとにかく大変」しか知らないと、フォローもサポートもできません。

でも、産後の心身の変化や養生の必要性を知識・文化として知れば、

声かけや行動で適切なフォローやサポートができる。

そして、産後女性は正気じゃありません(!)。

赤ちゃんを産んで、体はボロボロ…な反面、

気持ちがハイテション…かと思えば

いきなり泣き出したりと、心身ともに揺れまくって不安定。

それでも女性は責任感いっぱいに「大丈夫、私全然平気だから〜」って

まるで酔っ払いのように(酔ってない〜ってアレです)がんばろうとします。

それは、「私お母さんだから頑張らないと・周りだってみんな頑張ってる」

という責任感から。

そんな時こそ、一番身近で、体の変化がなく冷静な男性パートナーなら、

産後の妻に、「しんどくない?疲れてるんじゃない?抱っこ代わるよ?」

「横になって休もう、それが体の回復と子育てのためにもなるよ」

「一緒に産後を乗りきろう」と、具体的に言葉で伝えられます。

私自身も3度の産後を経験。3人目産後が当然ながら一番年齢重ねて、

体力も落ちているはずなのに、一番回復が早く、気持ちも安定していました。

それは、3人目の余裕なんかじゃなくて、産後を舐めずにとことん養生したから。

あとは、一緒に困ったり、悩んだり、励ましてくれる夫がいたから。

そんな風に、産後はピンチとともに、

夫婦・家族の協力と関係性を深めるチャンスです。

妻が妊娠中の男性からは、

「出産前のこの時期に夫婦でじっくり話す機会を持つことができてよかった」

そんな声をいただきました。

また終了後、女性からは、

「今まで私は、夫の話を軽くあしらってしまっていたんだと気づかされた。
今回、3分でもじっくり夫の話を聞いて初めて、
『そんな風に感じて考えていたんだ』と知った。

これからは、もっと夫婦の時間も大事にとっていきたい」

そんな声もいただきました。

夫婦だって、やっぱり別の人間。

わかっているようで、知らなかったこともたくさんあります。

どちらかが正しい・間違えている…なんてことでも、なかったりします。

ただ、「違う」だけ。その違いも、話して聞いてみないと、

わからないんですよね。

だからこそ、夫婦がお互いの話を遮らずに、ちょっと集中して耳を傾け合う。

そんなシンプルなコミュニケーションで、

相手への思いやりが湧いたり、互いに歩み寄る姿勢が生まれたり、

「こうすればもっと仲良く気持ちよくともに過ごせる」っていう

アイディアも改善策も、自分たちで見つけられます。

そんな風に、産後ケアカップル講座が、産後・子育て期を夫婦でデザインする
きっかけとチャンスになったら!

ご参加されたカップルのみなさん、

産後ケア夫婦講座を企画してくださいました

津別町教育委員会生涯学習課のみなさん、

託児ご協力いただきました町のみなさん、ありがとうございました!

<受付中の産後ケア教室・体験講座>

1/23産後のバランスボール円山ユキコカンガルー助産院教室

◉【札幌】産後ケア教室20192月コース(2/5,12,19,26・火曜10-12時)

  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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