10月中旬、2017年から継続ご依頼いただき開催の、
和寒町子育て支援センターの産後ケア教室を担当・開催しました。
コロナ禍で途中中断もありながら継続してきたため、
数年前妊娠中に参加された方が、今回は第2子産後で連れて参加。
もちろん新規の方も、そして保健師さんも体験されました。
エクササイズはもう自由でバラッバラで笑、ちょっとどうするコレ⁈と
みんなで頭抱えたり、笑い合う1時間。
でも、汗をかきかき続けてると、徐々に動きが揃うように…!
奇跡か!!いや違う、努力の成果!
赤ちゃんは日々育ってる。
同時に、産後女性だってこうした「機会」さえあれば、
新しいことにチャレンジして、楽しんだり悔しがったりしながら、
しっかり体をほぐし鍛えられるんですよね!
体が変化し、体力の低下も気になる産後こそ、
こうして「運動」で体を積極的にケアし、
体への当事者意識と自信をも回復したり再構築するチャンスです。
それがきっと、更年期、老年期への体のケアや意識にも影響を与えるんじゃないか、と。
後半の対話の時間は、産後のパートナーシップ(夫婦関係)の話題が熱い!
赤ちゃんは可愛いが育児で日々忙しい、でもパートナーとの会話・対話も大事にしたい。
でも、日々の家事育児で精一杯で、時間も気持ちも余裕がもてない…。
私ももう10年以上、ここ研究・実践・学びのアップデートして
いろんなネタ・例え話しますが、やはり同じ立場の「産後の仲間」の
今・ナウ・リアルな話ほど、揺さぶられるものはないんですよね。
産後仲間の言葉にみんな、涙、なみだ…。
ご参加者の言葉に、わかる!私にもそんな気持ちも経験もある…と、
言葉になったりならなかったりしても、みんな共感し合っていることが伝わりました。
そういう瞬間に、「私は一人じゃないんだ」と励まされるんです。
そして、自分の感情をそのままに認めたり、
本当はこうありたいというニーズにも気づくことができる。
「実はもう諦めそうになってた。でもやっぱりパートナーとの関係を大事にしたい!
今日はそれに気づくことができた」
産後仲間同士の「対話」があったからこそ、
それぞれえが自分の望みを握り直した、そんな対話の時間でした。
託児スタッフの先生たちからは、
「お母さんたち、みんなすっごくいいお顔してお迎えにきましたよ!」とご報告いただきました。
担当のA先生からは、
「センターでも子育ての悩みは聞ける。でも、マドレの産後ケアは、
お母さんたち自身の悩みや声が出てくる。そこがいい!って思うから、
だから続けて依頼してるんですよ」と。
いずれも、有難いことこの上ない言葉です。
こうして自治体の保育士の先生と一緒に、
産後の体力づくりと「私は」で言葉を紡ぐことの意味や価値を共有出来ていることって、
稀有なことだなぁとあらためて。
NPOと自治体がタッグを組めば、こうして地方の小規模自治体に
当事者の産後女性たちの声から生まれた産後ケアが届けられます。
道内自治体とのご縁、つなげ広げていきたい!
▼受付中の産後ケア教室・バランスボール教室・オンライン産後ケア教室
https://kaorinaganoma.com/