夫婦のための産後ケア講座 自治体産後ケア講座

父になった男性も語る!「夫婦」のための産後ケア講座@津別町開催

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赤ちゃんと一緒にムリなくできる産後ケア教室で、子育てを楽しむための体力づくりと仲間づくりを!
認定NPO法人マドレボニータ認定産後セルフケアインストラクター・北海道の永野間かおりです。

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今日は初めてのチャレンジ!
自治体産後ケア講座5年目の開催となるオホーツク津別町にて、「夫婦のための産後ケア講座」を初開催しました。

産後ケア夫婦講座、私もこれまで何度か開催していますが、とにかく参加される女性が嬉しそう(!)なんです!
自分がいい!と思うものに、夫も乗ってくれるって、最大限の理解ですよね!

自己紹介ではご夫婦ともに、参加の動機をそれぞれ聞かせてくださいました。
「夫に誘われて…」という方が複数いらしたのも、びっくりでした!

北海道のみなさん、産後の夜明けぜよ・笑!
時代は確実に変わっているよーーー!

とにかく大変な子育ての導入期、母だけががんばるのはもう古い。
大変な時期だからこそ、夫婦でともに助け合って乗りきるのです!

 

…とマジメな私はすぐに演説ぶちたくなるのですが・笑、それだとおもしろくないので、まずはバランスボールの有酸素運動から^^

(が、私も全力で弾みすぎて、スマホに写真が一枚もないw後ほど追加しますね!)

 

男性陣、はりきるおもいが若干空回りしてwあーれーー!とボールからゴロゴロ転がる方多数でしたがww
女子どものすることだろ!なんて舐めずに(!)、それだけ熱心に取り組んでくれた証拠ですよね!

終了後、複数の男性が「股関節のあたりに効きますねー!」ってびっくりされてました。産後女性は赤ちゃん抱っこして、授乳もしながら弾むんですよ!と言うと、「え〜?!」って白目むいてましたw

女性陣も初めて参加した方は、「結構難しい!」「でも体も気持ちもスッキリして楽しい!」と大好評でした☆

後半のシェアリングワークは、夫婦でペアになって、「人生」「しごと」「パートナーシップ(夫婦関係)」の産後に激変する3つのテーマから自分が話したいものを選び、3分ずつ、交代で話す・聞くに取り組みます。

普段の産後ケア教室のシェアリングそのままの手法で、ものすごくシンプルなワークです。

でも実際にやってみると、「そうだったんだ!」な発見や気づき、じんわりした満足感や感謝、今後への希望が湧き出てきます。

最後の全体シェアリングで口火を切ってくれたのは、なんと男性でした!

「自分では妻を気遣ってるつもりだった。でも、妻が3分の話の最後に言ってくれた『大丈夫?って私のことも気遣ってほしい』の言葉に、僕は自分のことを過大評価していたな、そういえば『行ってきます』も『ただいま』も、妻より先に子どもに声をかけてしまっていた…ということに気づかされた。これからはもっと妻のことを大事にしたい^^」

 

講座冒頭、私が自己紹介の中で、「子育てを始めて12年の私が、夫からしてもらって一番嬉しかったのは、オムツ替えでも寝かしつけでもない。『あなた大丈夫?しんどくない?』って言葉で尋ねてくれたこと」とお話ししたんです^^

男性は男性で、「少しでも妻の役に立ちたい・家族のために…」と子育てや家事をはりきってやってくれます。

でも、実は妻が求めているのは、家事育児以上に、「家事育児で必死な自分を気にして構ってもらうこと」だったりするんですよね。

だって赤ちゃんは母も父も構う、でも母になった女性は、「やっぱ母は強し!」とか言って、ほとんど誰も大丈夫?なんて言ってくれないもの。

夫婦でお互いに協力したい・仲良くしたいのに、そこで求めるものは違います。だって別の人間だもの。そのどっちが正解なんてことも、ない。だから、お互いの望んでいるものを言葉で伝え合って、共有していけたらいいんですよね^^

だから赤ちゃん・子育ての話だけじゃなくて、「夫婦がお互いに思ってること」を、短い時間でもいいから話す・聞くのが大事。

「最近、かなり忙しくて、夫婦であまり話せていなかった。だからこの機会に話せてよかった。不器用で、仕事と家庭とどうやってどちらも大事にしたらいいのか?と。どうしたらいいかわからなかった。」

こちらも男性が話してくださったこと。

「できない」「わからない」って男性が、しかも人前で話すってどれだけ勇気が要っただろう!と、聞きながらその誠実さにジーンと感動。じっくり聞いていた、ご参加者のみなさんそうでしたよね^^

こちらのご夫婦、妻は、
「産後ケア講座にこうして夫が一緒に参加してくれただけで十分嬉しかったけれど、さらに夫が言葉にしておもいや葛藤を伝えてくれて、本当に嬉しくて安心しました。…幸せです」

そうおっしゃっていました。もー聞いてる周りも、思わずもらい泣きしちゃうよね!

社会的に弱みを見せづらい男性だからこそ、せめて妻には・家庭ではちょっと肩の力を抜いて、弱音だって吐いてほしい。それは妻を信頼しているからこそできる、本音のコミュニケーションです^^

その声に刺激された!という他の男性も、

「『産後ケア』だけど、本当は子どもを持つ前に、もっと言うなら結婚前にカップルで取り組んでおくといいんじゃないか。

『産後は事故に遭って全治2ヶ月相当のダメージを負ってる』ことも、忘れていた。もう少し家庭のことも考えなくちゃ。

他のメンバーの話を聞いて、いろいろ話すには飲み会だけじゃなくてこんな『座談会』形式の場もいいなぁと思う^^」

そんな今後につながりそうなアイディアも出してくれました!

職員Aさん、これは今後企画せねばw!ですね!!津別町なら、きっとできる!!

津別町は産後ケア講座に取り組み始めて、すでに5年目。

同じことを継続して取り組むのも大事だけれど、母だけでなく父になった男性も対象に、夫婦講座にチャレンジしたい!そんな話を担当Aさんと1年前からしてきました。夫婦で「子育て期の今」しか共有できないおもいが、きっとあるはずだからと。

でも、実際に果たして男性はどのくらい参加してくれるか?!どうしよう、もしかして0組だったら??…そんな不安を抱えながらもこうして初めての産後ケア夫婦講座を7組のご夫婦と開催。

しかも参加された男性から「いい2時間だったなぁ^^」の声も上がり、担当Aさんの締めのご挨拶は、「やってよかった!」でした!

「町民のみなさんが求めるものを形にしていきたい」、そう堂々と語ってくださる自治体職員さんと協力しながら、今後も産後ケア夫婦講座開催していきたいです!

 

津別町のみなさん、企画からご参加までどうもありがとうございました!

津別町、ほんといい街といい人たちだ〜、好きすぎる^^!

 

《ただいま受付中の産後ケア教室・出張講座》
【12/16札幌】「母になった私の『はたらく』を見つめるワークショップ」
【1/23札幌】産後のバランスボール円山ユキコカンガルー助産院教室
【2月札幌】産後ケア教室(12/5受付開始)

  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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