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子育てしながらはたらくからこそ「戦略的休息」を!

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ここ数ヶ月、家族でよく「キャンプしてみたいね!」と話していました。

その念願を叶えるべく、9月のある週末に、札幌市南区の滝野すずらん丘陵公園でコテージを借りて、にわかキャンプにチャレンジしました。

キャンプグッズは何一つ持っておらず、テントはまだまだまだまだハードルが高かったので、いずれ💦

キャンプ場まで自宅から車で30分ほど。

昼過ぎに自宅を出発して、途中のスーパーでバーベキュー用の買い出しをして、キャンプ場に到着。

9月の私は、マドレボニータの年度末で事業計画や予算案策定とその会議に頭を使って、ちょっとお疲れ気味。

 

だから先に、「悪いけれど、私はひたすらぼんやりしたいよ。何の役にも立たないかも知れないけれど、よろしくね」と家族に自己申告。

夫も、そうだよね、わかった!と、キャンプ場の予約から物品レンタル、火おこしまで一手に引き受けてくれました。ありがたい・・・!

 

夫はきっと、子どもの「キャンプしてみたいな♪」の希望を叶えたいのと、あと喜んでる子どもの顔を見たかったんだなぁ・・・と思います。素直でやさしい人です。

 

三男10歳とキャッチボールしたり、お散歩したり、あとはコテージでのんびりおやつを食べたり、オセロをしたり、気ままに読書をして、自己進行した通りにひたすらぼんやり・ゆったり過ごしました。

自宅にいると、どうしてもアレコレ目について、掃除しちゃったり、お弁当のおかずの作り置きとか、「今じゃなくてもいいこと」をやってしまいます。

それで、平日の家事が楽にはなるんだけど、「週末に何もせず休む」は叶わない。

 

だから、こうして家を出て、いつもと違う場所で過ごすって、大事だなと思いました。

 

そうそう、周りのガチキャンパーや夫を見てて思ったのは、人は火をおこすのが好きなんだな、ということ。火おこしする人はイキイキしてますよね…、あれ何?人間の本能??(主語がデカいな)

私はビール飲みながらおしゃべりと応援しかしてませんが・笑、炭がパチパチ爆ぜる音も、独特の香りも、とても心地よかったです。

 

夕方早い時間からバーベキューしながら、三男10歳が、「僕、父ちゃんとこんなにたくさん話したの、はじめてかも…」とつぶやきました。

あれー?普段だって、主に夕飯食べながら、家族でアレコレたくさん話してるよね??

でも。

先に書いたように、家や日常を離れた別の場所で、時間ややるべきことなんかを気にせずに、ゆったりリラックスして家族とじっくり話す時間は、普段のコミュニケーションの何倍ものインパクトだったのかも知れません。

大人だけじゃなくて子どもも、ゆったりとリラックスすることの意味や効果を実感できたのかな。そうだったら、うれしいな。

 

(朝、コテージで目覚めたら天窓から柔らかい朝日が差し込んでいて、とてもきれいでした)

キャンプで体も心もリラックスして過ごせた理由は他にもありました。

それはこの数年間、「今後どんな風にはたらいて生きていこう?」「どんなことに自分の命を使えたらしあわせだろう?」と考え揺れ動いていたことが、やっとクリアになったタイミングだったこと。

 

これまで30代の10年は、「私のやりたいこと」を軸においてやってきた。

でも40代に入って、その「やりたいこと」が変化したり見えなくなったり、あとは周囲の状況も変わった。

 

もちろん、その時々で出来ることや必要なことに取り組んできた。

でも、それまで割と明確だった自分の意志や方向性がどうにも見出せず、不安や不甲斐なさを感じるこの数年でした。

 

それがようやく、「次はここを頑張ろう、ここで自分の/他者の役に立てるよう行動しよう」と決まった。

ようやく深く息を吸い、清々しさを感じられる、そんなタイミングでした。

 

年末まで、準備することも考えることも手を動かすこともたくさんあります。

特に仕事では発散と収束を繰り返しながら、適切な判断や選択をしていきたい。

家庭では、受験生が2人いるので、適度な距離感で見守りつつ、彼らを応援したい。

 

そのためには、自分が出来るだけよい状態でいることが必要。

産後ケア教室でもよく、「家族をケアする自分自身を、まずはケアしてご機嫌にしよう」と伝えています。

 

産後何年経っても、大切なことは同じ、ですね。

運動と対話が、人生通じて大切なように。

「戦略的休息」というのは、半年ほど受講したジェレミー・ハンター教授のセルフマネジメントのオンライン講座で知りました。

こちらの本もとても読みやすいので、オススメです!

📕 『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』ジェレミー・ハンター著

 

講座では、戦略的な休息のとり方として、「休みは仕事に対する報酬ではなく『パフォーマンスを出すために必要な時間』と考えましょう」とされていました。

 

休息は、何かを達成したり成し遂げた「特別なご褒美」ではない。

日常で自分が望む現実や結果を得るためのパフォーマンスを高めるために、「意図的に休息」し、それもセルフマネジメントできる、と。

 

その考え方を知ってから、休むことに後ろめたさや罪悪感をもたず、本当にリラックスして休めるようになりました。

戦略的休息、毎日が慌ただしく、孤独や自責にさいなまれやすい産後の方にもお伝えしたい・・・!

 

準備から当日まで、全てを担ってくれた夫に感謝です。

私も、彼が疲れたりヘトヘトになった時、あとは日常からも応援して支えていこうと、あらためて思いました。

 

そしてこれからも日常や週末の中でこうして意識的に休息をとって、家族時間を楽しみ、自分を休ませ、ご機嫌を保ち、仕事や学びやプライベートを充実させられるように工夫し続けたいです。

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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