妊娠中・産後お役立ち情報

知ってる?札幌市の産後ケア事業【令和5年度】

更新日:

【札幌】産後ケア教室で参加者のみなさんにご紹介すると、
意外にも「知りませんでした…!」という方が多い、札幌市の産後ケア事業

2016年9月から札幌市でも産後ケア事業を開始しています。

現在の利用対象は、【生後6ヶ月未満の赤ちゃんとその母】が対象です(令和5年4月現在)。

産後6ヶ月というと、子育ての導入期。

「ちゃんとおっぱい飲めてるかな?」と授乳に悩んだり、産後続いていた緊張・興奮の最も切れたり、
体の痛みしんどさをイヤでも自覚し始める時期でもあります。

そんな時はムリをせず、札幌市の産後ケア事業を利用して、「受ける産後ケア」を。

「お母さんになったんだからしっかりしないと!」
「周りのママだって、辛くてもみんながんばってるんだから私も…」

そんな風に、気負ったり、しんどさに蓋をしなくていいんです。

なぜなら、困ったり悩んだりしんどいと思ったら、適切なサポート・サービスを選んで受けるのも、
産後・子育てでとても大事なことだからです。

子育てする自分自身の心身の健康あってこそ、赤ちゃんをかわいがりながら育児ができます。

 

そこで、こちらのページでは札幌市産後ケア事業についてご紹介します。

 

▼参考ページはこちらです。

さっぽろ子育て情報サイト

 

【対象】札幌市産後ケア事業を利用できる方

札幌市在住(札幌市に住民票がある方)で生後6ヶ月未満の乳児と母親。

●家族などから家事や育児等の援助が受けられない

●出産や育児の疲れから体や気持ちの調子がよくない

●育児について心配なことや困りごとがある (医療が必要な方は利用できません)

 

【内容】札幌市産後ケア事業でサポートしてもらえること

●産後女性が困っていること(赤ちゃんのあやし方、授乳、寝かしつけ、抱っこ、おんぶ、沐浴、夜泣き等)の 相談をお聞きし、対応方法等をお伝えする

●産後女性にゆっくり休息と十分な食事をとっていただく

●産後女性の乳房のケアや手当の方法をお伝えする 等 産後ケアの内容

 

【日帰り型】と【宿泊型】の2週類があります。利用者それぞれでケアの内容や一日の流れは異なります。

 

【持ち物】産後ケア利用当日に

母子健康手帳、保険証、必要な母子の衣類、 オムツ、おしり拭き、ミルク、哺乳瓶、
(宿泊型利用時)洗面用具等
※必要な持ち物詳細は利用決定時に助産所 から連絡があります。

 

【利用できる助産院】産後ケア事業実施先

【宿泊型・日帰り型】

(北区)あいの里助産院

(東区)さくら助産院

(白石区) つるべ助産院

(清田区)さんさん助産院

(西区)助産院「エ・ク・ボ」

 

【日帰り型専用】

(中央区)とっと助産院

(中央区)feel助産院

(東区)棚田母乳育児相談室

(清田区)今井母乳育児相談室

(西区)いろはな助産院

 

産後ケア事業利用申し込みの流れ

利用希望する助産院に電話で申込み →札幌市から利用決定通知書送付 →産後ケア利用

札幌市の産後ケア事業を実施されるさんさん助産院・大友院長に、以前お話をお聞きしたところ、

産後ケア宿泊利用の方は、産院の産褥入院からさんさん助産院に直行する方もいらっしゃるそう。

また退院後、自宅に戻ったものの、やっぱり体がしんどいし夫の帰宅が遅くて・・・という方もいらして、さまざまだそうです。

 

また、産後6〜8週の間の安静が必要な「産褥期」の養生のための産後ケア利用はもちろん、
産後6ヶ月以降でも、授乳の悩みや、安全で楽な抱っこの仕方など、
困ったり悩むことがあれば、早めに助産師さんに相談・ケアを受けるのがおすすめです。

「もう産後ケアの利用対象じゃないから…」なんて我慢や遠慮をせず、産後ケア事業以外でも、困った・しんどいという場合はぜひ上記助産院に連絡なさってみてください。

核家族化が進み、帰省もしづらい状況が続くこの時期に、頼りになるのは地域の助産院・助産師さんです。

私も初めての産後に授乳がうまくいかず、
産後3ヶ月でようやく出会えた助産師さんのおっぱいケアに救われた一人です。

写真は当時の私です。

おっぱいケアを受けながら、私が「おっぱいも体もすべてが痛くてたまらない」「しんどい」と泣きながら話すのを、
「初めての子育てだから、当たり前だよ」「辛いって言っていいんだよ」と否定せず、
丸ごと助産師さんに受け止めていただいたおかげで、体だけでなく心まで楽になりました。

一人きりでがんばったり悩むのではなく、自分と赤ちゃん・家族のために必要なサポートを素直に受けるのも、
子育てする私たちには必要なスキルです。

ケアを受けることで、体にも心にもゆとりが生まれて、赤ちゃんをもっと可愛いと思えるようになります。

育児の心強いサポーター(助産院)との関係性も培われます。

 

 

そして、産褥期の「受ける産後ケア」を終えた産後2ヶ月以降(産後1ヶ月健診後〜)は、
マドレボニータの「自分の力を発揮して取り組む産後ケア」がオススメです。

マドレボニータの産後ケアでは、産後2ヶ月目(産後1ヶ月健診後〜)から、
それまでに養生した体をリハビリするエクササイズに取り組むことで、
ムリなく子育てを楽しめる体づくりと、地域の仲間づくりができます。

「まだ赤ちゃんとの外出に慣れていない・不安・・・」という方には、
コロナ禍をきっかけにスタートした産前・産後のセルフケアオンライン教室(自宅から参加)もオススメです。

 

【札幌】産後ケア教室

※札幌・近郊在住の方で、生後210日までの赤ちゃんと一緒に参加いただけます。

【全国・自宅から】産前・産後のセルフケアオンライン教室

※オンラインなので全国どこからでも参加OK!生後1年未満(0歳)の赤ちゃんと一緒にご自宅からスマホやパソコン、タブレットを使って参加いただけます。

 

産後、可愛い赤ちゃんと一緒の暮らしはしあわせなものですよね。

でも、「今日も赤ちゃんと家に引きこもって、どこにも出かけていない…」「誰か夫以外の大人とも話したい」と、不安や孤独を感じることもあります。

その状態が長引くと些細なことで苛立ったり煮詰まったりして、産後に夫婦・家族間の関係性がギクシャクする・・・ということは珍しくありません。

だからこそ産後・子育ての導入期は、地域や家族以外の人とのつながりやコミュニケーションが必要なんです。

 

マドレボニータの産後ケアで1ヶ月全4回かけて産後ケアに取り組めば、子育てを楽しむ体と心の余裕、そして心強い産後仲間にも出会えます。

 

「同じぐらいの月齢の赤ちゃんを育てる母同士が集まることで、子育ての悩みを相談・解消できた!」という産後ケア教室卒業生もいらっしゃいます。

また、産後の仕事復帰やパートナーシップ(夫婦関係)など、当事者同士だからこそ共感し合える話題も気軽に話し合えます。

の2段階の産後ケアのステップを踏むことをオススメします。
産後ケアは贅沢品ではなく、母になったすべての女性・家族に必要なケアだから。
  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

-妊娠中・産後お役立ち情報

Copyright© 産後チャンス-マドレボニータの産後ケア オンライン教室 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.