妊娠中・産後お役立ち情報

産後に言葉が出てこない・うまくしゃべれない、どうすればいい?

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「産後、話そうとするとどもるようになってしまって。

話したいのに、うまく言葉が出てこない。

こんなの私だけなんじゃないかな?って不安で・・・」

 

産後ケア教室でそんな風に話してくれた参加者の方がいました。

 

 

これ、決してめずらしいことじゃありません。

今までに何人もの産後女性から、同じような声を聞いています。

 

 

私自身も、産後に言葉がつっかえたり、

おもうように話せない経験があります。

 

 

本人にとっては切実で落ち込むし、不安にもなるんですよね。

 

産後にどもったり、思うように話せない理由の一つは、

産後は赤ちゃんと家にこもりがちになってしまって、

パートナー以外の「大人と話す機会」が激減してしまうことです。

 

 

大人と話さずに過ごしていると、

人って、使わないスキルはどんどん低下していくので、

いざ話そうとしても、

感じてること・おもってること・伝えたいことが、

言葉で・文章でまとめられなくなってしまう。

 

 

まとめられないから、話すところまでたどり着けない。

焦ったり、どもったり、言葉が出てこない・・・という状態に、

産後なら誰でも簡単になり得るんです。

 

その人の性格とか資質が原因じゃありません。

 

 

 

じゃあどうしたらいいか?というと、答えはすごくシンプルです。

 

「私は」と自分を主語に、考えたり話す機会をもてばいいんです。

 

産後ケア教室のコミュニケーションワークの時間は、

1週目は30秒から、2週目からは少しずつ話す時間を増やして、

「産後の私」のおもいを話す時間をとっています。

 

 

まとまらなくてもいい、支離滅裂でもいい、今頭に浮かぶことや、

感じていることを、とりとめなく自由に話す時間です。

 

 

最初は戸惑ったり、緊張する産後のみなさん。

 

 

当然ですよね!

だって普段聞かれるのは「赤ちゃん」のことばかり。

 

赤ちゃんの話題で話す成長や発達具合は「情報」だけれど、

産後ケア教室で考えたり話すのは、

今感じているオリジナルな「おもい」や「感情」、「悩み」や「希望」です。

 

それを言語化するんですもの、

想像以上に脳が刺激されて活性化するんです。

 

 

「産後はじめて自分のことを考えたかも知れない!

「産後の思考にスイッチが入った!」

そう表現してくれる方もいるぐらい。

 

 

そんなていねいな自己表現とコミュニケーションを

毎週積み重ねていくと、

誰もが自分のおもいを言葉で表現できるようになっていきます。

 

コミュニケーションワークで話した話題を家に持ち帰って、

今度はパートナーともじっくり話してみた…という方もたくさんいます。

 

そうやって夫婦で話せたことがうれしくて、自信にもなる。

 

すると今度は、「これからも夫婦で対話することを大事にしたい」っていう

意思や希望が湧いてきます。

 

赤ちゃんが生まれて、もちろん幸せ。

 

でも、産前とは違う自分に戸惑ったり、不甲斐なさを感じて落ち込んだり。

 

そんな時は、どうか落ち込まず、自分を責めずに、

「わたし最近、誰か大人と話したかな?」

「自分自身のことを考える時間、あったかな?」

と普段のコミュニケーションを振り返ってみるチャンスです。

 

そこで、

「そういえば夫以外の大人と全然話していない」

「もしかして、赤ちゃん中心の思考になっていたかも?」

そう感じたら、大人同士のコミュニケーションを取り戻していけば大丈夫。

 

子育ても、子育てしながらはたらくことも、

決して母一人のチカラではできません。

 

パートナーや他人と言葉を交わすコミュニケーションと、

そこで自分の意思や気持ちを伝える言葉が必要。

 

 

産後ケア教室は、コミュニケーションする意欲や力を取り戻す

きっかけとサポートもしています。

 

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチをチャンスに変える」をモットーに、札幌・旭川・苫小牧・北見にて産後ケア教室を実施。自治体/産院/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,000名を超える。1978年岩手県出身。札幌在住、3児の母。

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