「あぁー、イライラする!」とか、「なんで私ばっかり…」とか、
「もうやってられない!!」とか、
「何度同じことを言えばわかってくれるんだろう…」とか。
あ、これは小中学生の子育て真っ最中の私の、日々の苛立ちと愚痴です^^;
でも、親だから・大人なんだから…と自分に言い聞かせます。
「あの時の息子は、こんな気持ちだったのかも知れない」
「私がこういう言い方をしていたら、もう少し伝わったかも知れない」
「私の価値観や思い込みに問題があったのかも…」
そんな風に原因とか対策を考えるんです。
だって、ずっとイライラしていたくなんてないから!
そんなイライラやモヤモヤを、自分ではもうどうにも扱い切れない!
そんな時は、ちょっとアプローチを変えてみます。
パートナーに、
「今、子どものことですごく腹が立ってつらいから、
どうかアドバイスも何もせず、ただ聞いてほしい」
と伝えてから、ひたすらしゃべりまくって聞いてもらいます。
頭に来る・腹が立つ・イライラする・もう一人になりたい…!
夫は、「あるよねぇ」「わかるよ」「そうおもうのも、無理はないよ」と、
ジャッジも否定もせず、ウンウンと聞いてくれます。
そして、ひとしきり愚痴を言うと、さすがにもう言うことがなくなってきます。
すると、
「息子にバカにされて軽く扱われているように感じて、悲しかった」
「ほんとうはなかよく一緒に暮らしていきたい」
「子どもとは、あと何年かしか一緒に暮らせないのだから」
と、怒りの根っこにある感情や希望が湧き上がってきます。
怒りや苛立ちを我慢せず表現して味わったら、
その奥底にある「希望」「本音」が見えてくるんです。
産後ケア教室のシェアリングでも、
同じようなことが起こる場面を何度も見てきました。
産後ケア教室の前半では、「パートナーへの苛立ちや愚痴しか出てこない…」という方。
産前とは環境も関係性も激変する産後だもの、イライラすることだってたくさんありますよね!
だから、それはよくないとか、もっとこうしたらいいとか、そんなことは言いません^^
イライラしたり怒っているその人が、実はとても傷ついているのだから。
でも、毎週シェアリングを続けていくと・・・。
イライラしていたはずのパートナーのいいところや、
尊敬できるところも、徐々に話題に出てきます。
「あれ?夫が変わった訳ではないのに、なんでいいところが見えてきたんだろう?」
ちょっと照れながら、そう不思議そうに話す方もいます。
この話題、「パートナー」を「赤ちゃん返りする上の子」に置き換えても同じなんですよ^^
実は、子育てでイライラする私も、
産後にパートナーや上の子にイライラする産後のみなさんも、
そこから脱したり、客観視するのに必要なことは同じでした。
「まず、自分の感情を味わってみる」
「その感情を言葉にして、誰かに聞いてもらう」
大げさなことではないんです。
あるはずの負の感情をないことにせず、
ちゃんと言葉にして表現して、誰かにただじっくり聞いてもらう。
それだけです。
でもそんな時間も場も、産後はほとんどありません。
赤ちゃん・子育ての話題は赤ちゃん広場や支援センターでも、できる。
でも、大人同士で、お互いのこと・大人の話をゆっくり話す機会は、なかなかありませんよね。
「私は」を主語に、誰にもジャッジされず、自分の感情を味わいながら、あるがままに話してみる。
そうすると、希望や大事にしたいものが湧き上がってきます。
産後ケア教室のシェアリングで対話を繰り返して、
人に受け止められ、今の自分をそのまま認められるようになってきた産後女性は、
思考も行動もどんどん前向きに変わってきます。
大人になって、子どもを産んでからも、
私たちは「ありたい姿」に向けて、いくらでも変化・成長・更新していける!
だから、産後のイライラは、悪いことばかりじゃない。
「ほんとうに?」「産後のイライラをなんとかしたい!」
そんな方こそ、産後ケア教室はぴったりの場です。
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<受付中の産後ケア教室・単発講座>
【10/25津別町】産後ママリフレッシュ教室
津別町中央公民館 0152-76-2713まで
【10/29札幌】産後ケア札幌教室11月コース
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