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【組織運営】ウォロ特集連動セミナー「不祥事の防止と対策」に参加して

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一昨年から、マドレボニータの経営チームでコンプライアンス担当をしています。

団体内でハラスメント対策を進め、NPO団体などが集まる勉強会で自分たちの取り組みを発表する機会も、これまで何度かいただいてきました。

そうやって担当する中でわかったことは、ハラスメントも不祥事も、人が集まって活動する以上、いつでもどこでも問題の芽はあるということ。

これをしたから盤石なんていうことはなく、予防はもちろん、それ以上に「実際に問題が起きてしまった場合」の対策・対応が大切だということです。

それは一朝一夕ではなく、普段から学んだり、できる準備・対策をして、改善し続けなければいけないものだと考えています。

 

そこで、こちらのオンラインイベントに参加してきました。

市民活動総合情報誌『ウォロ』特集連動セミナー〝不祥事の防止と対策〟

登壇者の皆さんそれぞれの組織・団体で、問題が生じた際にどんな対応ややり取りをなされたか?

それが今にどう影響し、どう向き合い続けているか?

そこで大事にしたいことはなにか?

 

人前で話すのには勇気がいるテーマだし、言葉や内容を選ぶ必要がある場面も多くあったと思います。

でも、経緯や原因、対応策を内部だけに留めてしまえば、自団体の今後や他の団体への助けにはならないんだなと思います。

その意味でも、こうして開示してくださったことにただただ感謝したい。

そして私も機会があれば、同じようにマドレボニータの経験や取り組みをシェアして、他団体と学び合い助け合いながら活動していきたいと思いました。

【参加メモ】
★組織内で生じるハラスメントや傷つきには、コミュニティの風土・文化が強く影響している。言いたいことが率直に言い合えるよう、上下関係を作りたくないなら、まずは在籍年数が長いメンバーから自己開示・近づいていく努力をしたらいい(と思うのは、私自身がその立場にあり、率先してそうありたいと願っているから)。
★「支援」という言葉を使うことが、暗に「助ける人(強者)」「助けられ守られる人(弱者)」の関係性を生み出すことになる。「〇〇」ではなく、「〇〇な状況にある人」とあくまでその人個人と捉えることも一つ、というのが現時点で納得いくもの。でも、疑問は残る。安易に答え出さずに考えて試し続ける。
★私もきっと圧を与える人・与えられる人・傷つける人・傷つけられたと泣く人、のどれでもあったと思う。でも、この前提をもって見渡すと、気づけることも、それでアクションできることも増えるはず。
★性弱説、はじめて聞いた言葉。NVCを思い出すな。いつでも誰でも、その人にとっての最善で生きていることを、覚えておく。
★担当・役割は何のためにあるものか?という最近考えていたことにつながる部分。意思決定のプロセスに関わると自分で決めたなら、責任から逃げずに、まずは自分の意見を明かして、その上で確認・意見を募ったらいい。

 

組織・団体というと主語が大きくなってピンとこないこともあるけれど。

でも、これを「カップル(夫婦)」「親子」「友人」「コミュニティ」と、小さな主語で考えても、参考になったり活かせることはあると思います。

ハラスメントかも?の疑問や、軽微でも違和感を感じたら、見逃さない、我慢しない、声を出す、声を掛ける。

自分だけで対応が難しければ、本人の同意を得た上で、他者を頼る。

その場しのぎの解決ではなく、問題の根本は何か?や、これからどう解決して、どんな場や関係性を作っていきたいか?まで、粘り強く向き合う。

 

 

つい先日、私自身もパートナーとやり取りの中で、おや?と思うことがありました。

些細なことではあったけれど、「もしあなたがそれを続けたら、私はそれをモラハラと捉えてしまう。そうなるのは残念だし嫌だから、やめてほしい」と伝えたことがありました。

そして、パートナーはそれを聞き入れようとしてくれています。

 

もちろん、本人にそんなつもりはなかったかも知れない。

でも、受けた方が嫌悪や違和感や傷つきを感じたら、それを相手に言葉で伝えないと、特に小さな単位のカップル・家族間ではそれが簡単に「当たり前」「日常」になってしまう危険を孕んでいます。

カップル・家族だからある「愛情」や「信頼」がかえってストッパーになって、言いたいことを我慢するようになったら、愛情も信頼も失われてしまうし、それは残念すぎる。

だから、自分のおもいに正直に、「嫌だ」「やめて」「こうして欲しい」とパートナーに伝えられるように、妊娠中〜産後の女性に「自分を大切に」「セルフケアを」とレッスンを通じて伝えてる面もあります。

 

 

「まずは自分を大切にする」って、なかなか気力・体力の要ること。

 

でも、他の誰でも替えの聞かない「私」「あなた」を大切にし、尊重し合いながらともに生きていくには、決して諦めたくないことです。

 

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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