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私にもやるせないトホホな日もあるさ、という記録

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先月、ある研修に参加したいとエントリーしていました。
が、残念ながら通過ならず・研修には参加できないことになりました。

落選メールを読んで、まずは、ガーーン。
そうかー、ダメだったかーーー、はーーー、と、ため息。

エントリーシート記入で添削してくれた方も、
「大丈夫、いけるよ!」と励まして送り出してくれてたんだけどなぁ。
ああ、残念なご報告しなきゃだ、これ。

 

 

でも、そのすぐ後で、「これは当然だな」とも思いました。

なぜなら、エントリーシートに記入した時に、
「こんなことを成し遂げたい」と書いた希望は、
コロナ直前に取り組んだけれど、
結局形に出来なかった(やらなかった)ことの
焼き直しだったから、です。

 

だから応募した後に、
あれから3,4年経った、「今の私」が、
本当にやりたいことか?と問われたら、
正直、「はい!」とまっすぐには、答えられないかも知れない。
応募した後に、そんな後ろめたさを感じたりしていました。

 

さらに、募集する側の研修意図をあらためて読み直したら、
もっと広く、遠くを見て、具体性がある人のための研修なんだ、と。
(応募する前に気づきなさいよ、ですが、応募したからこそわかることもあるさ)

だから、通過できなかったのは、当然だな、と。
もちろん、先方の求めるものにフィットしていなかったり、
スキル不足もあると思いますが(ここを考えるのはツラいけれど)。

むしろ通過していたら、
「これでよかったのか?」と、
別の葛藤を抱えていたかも知れません。

最近、起こることや体験することは、
本当にいいタイミングでそのとき必要なことを
知らせたり、気づかせてくれるものなんだなぁ…と思うことが
続いていました。

が、これがまさしく、それだよ。

チャンスがあればそれを自ら取りに行くのは、当然のこと。

でも、手を挙げるのは、
「自分がほんとうに望んでいること」がある場合にした方が、いい。

そして、仕事をしていたら、
日々、評価にさらされるのは当然だけれど、
何年やっても、いくつになっても、やっぱり、
ガーーン、、、という落ち込みは
決してなくならないんだなということも再確認しました。

選ばれないのは、つらいものですね。

一つ、うれしいこともありました。

それは、おそらく応募しているだろう知り合いは
なんとかこの審査を通過していますように!と、
素直におもえたこと。

その人が、きっといろんな工夫や努力をしているだろうことは、
何となくでもわかるから、チャンスを得てがんばって欲しい!と
心から思えました。

羨ましさはあっても、嫉妬する気持ちは全くなかった。

このことで、思い出したことがあります。

以前、産後ケア教室を開催していた
オホーツクを離れて数年して、
卒業生がインストラクターとなり
それまで私が担当してきた産後ケア講座をバトンタッチする時に、
他の卒業生さんたちから、こんなことを聞かれました。

「あなたが自分で始めて作った仕事(教室や講座)を、
他の人に明け渡すのは、イヤじゃないの?」と。

聞かれた時に、「えーー、そんな風に捉えられていたのか!」
と驚きました。

わたし個人の利益だけを考えて追求していくなら、
自分の仕事をひたすら守って、誰にも手渡さずに独占し、
増やしていけばいい。

でも、私はマドレボニータ
「すべての家族に産後ケアを」の理念に共感して、
その未来を作っていきたい。

だから、そのビジョンにスムーズに、
最短で持続的につながることなら、
そちらを選ぶ。

私が教室や講座を担当せず、
他の誰かが継続してできるなら、そっちの方が絶対にいい。

その分、私は私で出来ることを作ったり見つけていく、
そう思っているよ。

…と答えました。

問うてくれた人たちに伝わったかはわからないけれど、
そうして問われるからこそ、自分のスタンスや在り方が
明確になりますね。

 

そして今回の、通過は出来なかったエントリーも、
「私はどうありたいか?何に取り組みたいか?」を
あらためて考える機会に恵まれた出来事でした。

この経験を、これからに活かしたい。

 

ただ、ちょっとしょんぼりしたり、メソメソしたり、
自分に嘘つかずに駄々をこねる時間もしっかりとります。

先はきっと長いのだから、
自分を「ダメだ」とジャッジして、セルフビンタするようなマネはもうやめて、
出来るだけ機嫌よく、身も心も軽い働き方や生き方を試していこう。

取り留めないですが、
こんなやるせないトホホな日もあるさ、という記録でした。
 

  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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