about me マドレボニータ

私がここに居る理由

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私が所属する認定NPO法人マドレボニータでは、月に1回、インストラクターとスタッフが参加する定例報告会があります。

 

事前に議題募集して、報告・議論・共有のどれが必要か?をアジェンダにまとめて、2時間に収めて開催する。

毎月のことではあるけれど、事前準備も結構必要です。

 

そして、「会議」って、何となくだるそうなイメージがありませんか?

でも、マドレボニータの会議はメンバーが持ち回りで進行係を担当して、全員が携わって作っている。

だから、主体性も責任感も発揮されて、毎回とても前向きだなぁと感じます。

そして、みんなよく笑ってる。

 

☝️上は今日の報告会、下は、ちょうど今月はじめに行った団体の合宿の集合写真。

 

報告会も合宿もどちらも、教室プログラムや事業について真剣に議論することもある。

同時に、個人の価値観やおもいをペアやチームに分かれて話して聞き届け合う時間もある。

そう、事業に直結するような内容やシステムのハード面と、あと普段はなかなか言語化しきれない、それぞれのデリケートな感情や価値観も、両方を扱うのが、マドレボニータの特徴の一つかも知れません。

 

 

今日の報告会では、ペアに分かれて相互インタビューを行いました。

アジェンダから抜粋した、インタビュー内容はこちら。

 

 

 

一見すると、業務や産後ケア教室の開催には、直接関係ないかもしれない。

でも、インストラクターとスタッフの一人ひとり、それぞれに違いをもったメンバーが、どんなおもいで活動しているのか?してきたのか?を言語化してわかち合うことで、自己理解と、あと他者理解の同時が叶うインタビューでした。

 

以前、理解はイコール「愛」なんだと学んだけれど、確かに、自分も仲間のことも評価やジャッジせず、そのまんまを愛おしい存在だなぁと思える時間でした。

 

 

私は東京の貫名友理インストラクター(ゆりちゃん)とペアになって聞いてもらいました。

 

そのフィードバックシートがこちら。

 

 

実はこのインタビューワーク、私はコロナ前に一度体験したことがあります。

 

でも、それから4年を経て話した内容は、以前とは全く違うものでした。

4年前は産後ケア教室のことを中心に、個人の体験・視点で話していたのが、今は組織や組織運営での体験や手応え、気づきを中心に話しました。

 

そうか、ずっと同じなんてことはないし、私自身も更新し続けて、それはこれからもずっと続くんだ…と感じる時間でした。

 

 

たまに、「そんなにやりたいことが明確ではない私が、なぜ少しずつ立場を変えながらもマドレボニータで10年以上働き続けているんだろう?」と考えることがあります。

 

もちろん、産後ケアを伝え広めたいおもいは、ある。今でもある。

でもそれだけじゃない。

 

いろんな違いをもった個々人の存在もおもいも、決して茶化さずに、どれも等しく大切に扱おうとする文化がここにあるからなんだと気付かされました。

 

左脳優位でロジカルに考えがちな私には、無理なく、でも意識的に感情や自己表現に触れたりそれを実践する場が必要で、それもマドレボニータに居続ける理由かも知れません。

 

仕事は、「自分が自然にエネルギーを出せる内容」と「良い人間関係」の2つが鍵になると聞いたことがあります。

私にとってマドレボニータは、その2つを十分に満たしているなと素直に思えることもうれしい、そんな報告会でした。

 

 

  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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