旭川産後ケア教室

「いいお母さん」より「助けて」「ありがとう」と周囲を頼る母になろう(産後ケア旭川教室9月コース4週目)

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赤ちゃんと一緒の産後ケアで、子育てをもっと楽しく!
NPO法人マドレボニータ認定産後セルフケアインストラクターの永野間かおりです。
 
昨日の産後ケア札幌教室9月コースに続いて、水曜の今日は産後ケア旭川教室9月コースも修了です^^
産後のみんな5組&介助ボランティアのゆきえちゃんとエリカちゃん、全員一度のお休みもなく皆勤賞ってすばらしいー!
    
(4週目の卒業集合写真with1,4週目の双子介助ボランティアゆきえちゃん☆)
 
(3週目の集合写真with2,3週目の双子介助ボランティアエリカちゃんと☆)
 
集合写真だけ見ると、赤ちゃん連れでママが運動しておしゃべりして、元気になって結構なことですなーー…って思われるかも知れません。
 
でもみんなそれぞれに、双子の赤ちゃんを抱えて外出がままならなかったり、生後間もなく赤ちゃん病気が見つかって手術・今も2週おきに通院を続けている方、また2人目の産後で精神的に行き詰まりを感じたり、3人目産後で初めてケアに取り組もうと思った方、さらに夫転勤で縁もゆかりもない土地で初めての子育てを始めて、なんとか地域につながりが欲しいと産後ケア教室にきてくれた方たち。
 
みんなみんな、不安や葛藤を抱えて、それに蓋したりやり過ごそうとするのではなく、なんとか向き合おう!と勇気を出して参加してくれたメンバーばかりでした。みんなとっても勇敢な母たち!
 
「最初は続けられるか不安になるぐらい(!)エクササイズでぐったり疲れた…!」と言ってた方も、4週続けることで、ちゃんと筋力も持久力も付いてきた!
弾みの大きさと安定感は、みんなが1ヶ月かけて、体張って培った体力の賜物。
自信もって、バランスボールの産後リハビリ終えたら、次の体を動かす機会をぜひ探してみてー!イライラしたり煮詰まった時は、有酸素運動が足りてない証拠^^
 
 
「3人目産後だけど、子どもが生後間もないうちに保育園に預けることも、夫や家族の協力をたくさん得ながら子育てしていることも、『私、本当にこれでいいのかな?』と後ろめたさや不安があった。でも、シェアリングでいろいろ話して、聞いて、周りを頼ることは大事なことだとわかった。今は保育園に子どもを預けることも、周囲を頼ることも、以前より安心してできるようになった」

そう話してくれたのは、3人目産後の方。2人目・3人目の産後だと「もうベテランね!」と放って置かれがちだけれど、いやいや待って!産後はその都度悩みも不安もあります。当然ですよね!

そんな時、ただモヤモヤするだけじゃなくて、シェアリングで「じゃあ私はどうしたい?どうありたいの?」って自分に問いかけること・それを言葉にして出してみるのが大事。周囲の声より、自分の意思を大事に尊重して、いい。だって「私」の産後と人生だもの^^

 
 
「双子だから大変でしょう?と、夫も家族もたくさん手伝ってくれる。でも、こんなによく寝て笑ってくれる赤ちゃんたちなのに、こんなに疲れている私は、ちゃんと子育てできていないんじゃないか?母親として自立していないんじゃないか?とすごく不安で、落ち込んでいた。
 
でも、産後ケア教室で運動して体がほぐれるだけじゃなくて、みんなで前向きな話をして、心までもほぐれていった。講師の『赤ちゃんとの生活で私たちはゆるーく緊張している』って言葉に、そうか、疲れて当然なんだとホッとして心が軽くなった。」
 
もー、産後女性本当に真面目だし一生懸命です。「お母さんだから」って、産後ケア教室で誰もが必ず口にする言葉。それは頑張る原動力・モチベーションになるのと同時に、自分を縛り苦しめるプレッシャーにもなるんです。
 
でも、「良いお母さん」「ちゃんとした子育て」って何だろう?と考えたら、それは人それぞれで違う。正解はないですよね?ないものを求めて、自分にダメ出しし続けるのは、そりゃやっぱりつらいですよね。
 
 
私は子育てを始めて12年目になりますが、「いいお母さん」じゃなくても、「ちゃんとした子育て」でなくとも、赤ちゃんも子どもも、持ってる力を使って着々と育っていくんだなぁ…と、最近思います。
 
だって、教室に参加してくれたみんなも、実際にここまで数ヶ月、赤ちゃんそれぞれに成長してきているでしょう^^?
私たち、自分が思うよりずっとずっと頑張ってますよ、「アタシよくやってるわ!」と自分を褒めていいと思う。
 
 
そして、赤ちゃんのこと全部が「母である自分の責任」と思わなくて、いい。夫だっているし、「子どもは子どもだし、自分は自分」っていうようなことを、アドラーだって言ってるよw!
 
むしろ、パートナー(夫)、家族、保育園、地域の子育てサポーターさんなどなど、たくさんの手を借りて、自分がリラックスして子育てできるスタイルを考えた方が、自分にはもちろん、赤ちゃんにとっても幸せじゃないかな^^?
 
 
ここで自慢ですがwうちの三男、生後3ヶ月から保育園っ子だし、4歳の今ですでに引っ越し・転園も何度もしているので、ほんっとーにたくさんの人たちに抱っこされて、可愛がられて育ってます。もちろん私も、「ケイ(三男)、よくうちに生まれてきてくれたねー母さん嬉しいわ!」ってガッツリ可愛がっているw
 
そうやって、臆面もなく子どもを可愛いと言えるのは、私が「いいお母さん」なんて幻想だな、自分なりに子どもとの暮らしを楽しめていたらいいや♪と本気で思っているから。あと、周囲のたくさんの人に子育てを助けてもらえているからです。
 
「自分一人で責任を抱え込まない」「周囲の助けを感謝して受け取る・次に誰かをサポートしてお返しする」、これって子育てでものすごく大事なことだと思います。子育てする自分の気持ちが楽になるの。
 
こんな風に産後ケアを、「いいお母さん」「いい妻」の呪いを解くきっかけにもしたい!と、旭川〜札幌への帰り道ずーっと考えていた私です^^
 
 
 
 
双子の赤ちゃんとの外出が大変だったというRぴんの産後ケア受講を、がっちり安心サポートで応援してくれた介助ボランティアのゆきえちゃんとエリカちゃん。
 
これからも周囲のあったかいサポートの手を、そのまんまに「ありがとう」と受け取っていってね^^サポートしてくれるみんなは、赤ちゃんを抱っこできるのが嬉しくて仕方ないんです、本当に☆
 

双子介助ボランティアを1・4週目と担当してくれたゆきえちゃんが今日の全体シェアリングで、「みんなの表情が、1週目とは全然違う!明るく笑顔になってる。いい時間を過ごしたんだなぁ^^」って変化を見届けてくれました。

ゆきえちゃんも3年前の第2子産後に産後ケアに取り組んだ母。そんな先輩が、次の母を見守りサポートする姿にジーン(/ _ ; )

2・3週目に、パートナーにお子さんを託して介助ボランティアしてくれたエリカちゃんもありがとう!エリカちゃんはボランティアのみならず6&9月コースの合同ランチ会も企画してくれて、若いのにホント頼れるお姉さん気質ーっ(≧∇≦)

 

産後ケア旭川教室は10/11の体験講座をもって、年内の開催を終了します。
▽マドレボニータ旭川の産後ケア教室詳細
https://kaorinaganoma.com/asahikawa/

また来年春以降、旭川でさらにたくさんの産後女性に「取り組む産後ケア」を届けますね!

マドレボニータ旭川9月コースメンバーのみなさん、1ヶ月間ありがとうございました!これからもつながっていきましょー(๑˃̵ᴗ˂̵)

 
  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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