子ども・子育て

赤ちゃんと絵本

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ずっと前のことですが、産後ケア教室の卒業生さんが、

「以前、絵本とコラボした産後ケア講座で、かおりんが、『赤ちゃんは絵本を最初どう扱うか?…まず、かじります・笑』と言ってたのが印象的だった」

と話してくれたことがあります。

 

もちろんそんな掴みのネタ話だけじゃなくて・笑、その後で私のオススメ絵本も紹介しましたよ!

でも「赤ちゃんは絵本をまず、かじる」、これ、我が家ではホントに経験したことだったんです。

 

私自身が子どもの頃からずっと本が大好きで、赤ちゃんが産まれたことで、絵本も手にとるようになりました。

長男が生後6,7ヶ月のころ、どんな反応を示すかな?と絵本を見せて触らせてみました。

 

そうしたら、見て、触って、バシバシ叩いたり、そしてどれどれ…という感じで、一生懸命かじってました・笑。

それでも、毎日ちょっとずつ絵本をめくって、読み聞かせて…と続けてたら、今度はページをめくるのが楽しいようで、読んでる途中でもお構いなしで、高速でめくる遊びに突入しました。めくるブーム、到来。…おい絵本、読まれてないな・笑。

 

(ウチで何百回とかじられ、読み、最後はボロボロになった絵本)

それを見て、「本は、大人の私にとっては眺めて、ストーリーを追って、ワクワクドキドキして、そして読んだあとに何かが残る…というもの。でも、赤ちゃんにとっては違う。まず、それが何かを確かめるために、かじる。何度も触って、かじって、確かめて、そうやってだんだん絵本が生活の中に当たり前にあるものになって、そのうち成長していって、今度はストーリーを楽しめるようになっていくんだろうなぁ」と思ったんです。

 

そしてその後、思っていたように、ちゃんとセリフやストーリーにも興味を示して、繰り返しの台詞には笑ったり、喜んだり、同じ絵本を何度も読んでとリクエストするようにもなりました。

当時2歳の長男と毎晩繰り返し読んで、とうとう親子で丸暗記した絵本もありました。それが👇「よるくま」。今もフレーズ覚えてます。

 

かじってばかりだった絵本を赤ちゃん・子どもが読んで楽しむまでには、ある程度時間が必要で、そのプロセスで親の私が教えてもらうこともたくさんありました。

 

 

それは、自分の「こうなって欲しい・こうさせたい」のエゴや過剰な期待に気づいたらそれを手放して、今目の前にいる子どもに合わせた関わりをすること。

例えば、「絵本なんだから読んでほしい、かじらないでw」「なんでこうしてくれないの?」とか。

 

でも、赤ちゃん・子どもの興味や発達段階もある。植物が一気に育たないように、子どもだって必要な時間とプロセスをかけて育っていく。

 

だから、私が目の前の人(子ども)をどう観察して、捉えて、理解して、関わっていくか?を考える。

そしてそれは、純粋におもしろい。だって初めてや思いがけないことが、日々起きるから。

これにどう向き合おうかな?どうしたらいいかな?と、毎日考えては、試せるから。

 

 

そして、自分のエゴがダダ漏れしているなと気づいたら、一旦立ち止まれたらいいのだ、とも思う。そして本当に大事にしたいことを選び直せたらいい。

未熟な私が試行錯誤しながらしている子育て・家族だもの、間違えることもあって当然だと、自分を許しながら。

 

ちなみに、うちの息子3人のうち、一番絵本をたくさん読んであげた長男高1は、そこまで本が好き、でもなさそう。

でも先日、参考書を買いに一緒に本屋さんに行って、「最近、どんな本読んだ?」と聞くと、「車輪の下、おもしろかったよ」と教えてくれた。ヘルマン・ヘッセ!名作!…母さんそれまだ読んだことない、読むわ・笑。

 

二男中1は漫画から小説からいろいろ読んでいて、同じ本好き仲間の匂いがする。彼を本屋さんに連れていくと、巧妙で自然な流れでいつも本を買わせられます、確信犯!でも、いいぞ!

 

三男に最近読んだ本を聞くと、「星のカービィのお話だよ」と、イチオシの部分を読み聞かせてくれました。…正直、そのおもしろさはよくわからなかったけどw、一生懸命話す三男がかわいくて愛しくて、そうかそうかと笑いながら聞きました。

 

 

息子たちに絵本の読み聞かせは、保育園卒園まで続けました。これまで一体何冊の絵本を読んだのだろう…!かなりなことは、確か。

 

絵本の内容よりも、寝る前に一緒に布団の中で読んだあの時間が、今では貴重だったんだなぁとおもいます。

当時は「え!またこれ読むの?」なんでブーブー文句も言ったり、読みながら私が寝落ちしてしまうこともあったけれど。

 

 

子どもが育っていくのに寄り添いながら、自分自身の認知や枠も広げていけるなぁとおもいます。

子育てする機会に恵まれてよかったな、子どもの存在がありがたいなぁと思うのは、こういう些細なエピソードや記憶からだったりします。

 

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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