札幌産後ケア教室

「産後、自分ではそんなに思い詰めているつもりもなかったんだけど…」

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「自分ではそんなに思い詰めているつもりもなかったんだけど…」

そう言って言葉を詰まらせた、産後ケア教室の参加者の方。

 

 

なぜ話したことで、ちょっと涙が滲むぐらい気持ちが揺さぶられたか?

それは自分の本音・本心にじっくり触れたからでは?そうおもいます。

 

 

誰もが「自分のことは自分でわかってる」って、どこかで思っています。

 

でも、やるべきことが目の前にたくさんあったり、それこそ産後赤ちゃんの世話に追われながら、

合間に家事をして、日々バタバタ忙しくしていると・・・。

 

たとえば、「このまま仕事復帰して、家事育児はほんとうに大丈夫かな?」

「お兄ちゃん・お姉ちゃんになった上の子、さびしがってないかな?」なんて、

子ども・家族のことを無意識に優先して考えてしまう。

 

悪いことじゃないんです、それだけ子ども・家族が大事だってことだから。

 

でも、ほんとうは「産後の今の自分の気持ち」だって、同じぐらい大事なはず。

親になった責任感から、いつの間にか自分の意思や希望を脇に置いてしまいがちだけれど。

 

そうやって、自分の気持ちを脇に置くのを続けていると、訳もわからずイライラしたり、

周りの意見や評価ばかりが気になってしまう。

 

産後、ほんとうに大事なのは、いろんなことを滞りなく進めるための情報やテクニックやスキルじゃなくて、

「自分がどうしたいか?」の気持ち・意志です。

 

どんな風にはたらきたいか?

どんな夫婦関係を築いていきたいか?

親になったこれからを、どんな風に生きていきたいか?

何を大事しながら、暮らしていきたいか?

 

 

そんな大事だけれど、一番先に後回しにしてしまう

「産後の今の気持ち・意志」を話すのが、産後ケア教室のシェアリングの時間です。

中には、葛藤していることを話すことも、時に愚痴になってしまうこともある。

それも含めて、「今の私」のおもいを自由に話す時間です。

 

 

3分、自分の考えていること・感じることをひたすら話すって、普段の暮らしではまずないですよね。

最初は、「え〜、3分も!」ってざわつくのだけど・笑。

 

でも、いざ話し出すと、3分じゃ足りないくらい、いろんな言葉やおもいが溢れ出てきます。

 

逆に、「言葉にならない・・・」「何を話したら・・・」と沈黙するのも、

今の自分そのままの飾らないリアルな姿です。

 

そう、うまく話すのが目的じゃないから、いいんです^^

 

「何を話そう?」「私どう思ってる?」と考える時間で、すでに自分に向き合いはじめているから。

すぐに答えが出ないことに悶々ともするけれど。

でも、人生は長いから。

 

こうして立ち止まって、私はどうおもってる?これからどうしたい?って向き合う時間が、

産後の今・これからをもっとゆたかな、納得できるものにしていってくれます。

そうやって、自分の体と心に向き合う。

その体力と言葉を獲得していくのも、マドレボニータの産後ケア教室です。

 

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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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