赤ちゃんとはじめる産後ケアで、産後のピンチをチャンスに変える!
認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの
永野間かおりです。
妊娠・出産すると必ず話題になる「ママ友」。
私もはじめて妊娠・出産した時に、
「やっぱりママ友は必要なんだろうなぁ…」と、
自治体の母親学級に参加し、産後は子育てひろばに通いました。
妊娠中の体の変化や不安、産後は子育てで困ってることを
同じ「妊婦」「子育て中」だからこそ、
きっとわかってもらえるという安心感で
話したり聞くことができました。
でも、時が経つにつれて、何だか違和感が。
「あれ?また同じメンバーで、オムツとか離乳食とか
トイレトレーニングとか、
あと旦那の悪口(一番盛り上がる…)とか、
義実家との付き合いの難しさとか、
昨夜観たドラマとか、世間話。
同じことばっかり話してない?」
「そういえば、ずっと〇〇ちゃんママって呼んでるけど、
彼女の下の名前、なんていうんだろう…??」
そんなことを感じながら、子連れで集まる場にある
お互いのことには深入りしない暗黙のルール?
雰囲気みたいなものも感じていました。
当時は子育てひろばから帰ると、作り笑いしていた顔も気持ちも
ぐったり疲れるようになっていました。
そんな時に、母親学級からの仲間の一人と、
二人きりで話す機会がありました。
その中で彼女が、
「かおりちゃんはさ、子どもが大きくなったら仕事するの?」
「私は出産で一旦仕事を辞めたけど、家計のためにも自分のためにも、
いつかまた働くつもりなんだ。
何をするかはまだ全然決まってないんだけど^^」
そう話してくれたんです。
彼女にとっては、何気ない言葉だったのかも知れない。
でも、世間話と子ども・子育ての会話だけで満たされなかった私には、
ママ友と思っていた彼女が「自分のこと」を話してくれたこと、
そして、私の気持ちを問うてくれたことが、すごくうれしかったんです。
それをきっかけに、彼女とは夫婦のコミュニケーションのことや、
今までやってきた仕事のことといった、
子育てだけではない「自分のこと」を安心して話すようになりました。
このやりとりのおかげで、
ちょっとずつ「ママ友」への考え方が変わりました。
「ママ友」って、特別に意識しなくて、いい。
たまたま、出産時期・子どもの年齢が近いだけで、
いくつかある人間関係の一つに過ぎないのだから、
うまくやろうなんて思わず、肩の力を抜いていい。
ママ友いなくちゃダメ!
遊び相手がいないと子どもがかわいそう、とか、
そんなことも、よく考えたら全然ない^^;
だって目の前の子どもは、自分の本能にまっしぐらに、
のびのびと好きなように、笑って遊んでる。
親ががんばって友達を作ってあげなくても、
そのうちに集団生活も始まって、自然にできていくのが「友達」。
大人だって、母親になったって、それは同じ。
数が少なくても、本音で話したり聞いたり、安心できる「友達」が
何人かいれば、それで十分。
それがたまたま「ママ友」でも、そうでなくても、
なんだって、どっちだっていいんだ。
「ママ友」になんだか同調圧力のような違和感や疲れを感じて、
子育て中の自分が求めてる友達を考えたら、
「子育てのことも、できれば自分のことも安心して話せる仲間」
そんな人と付き合っていきたいんだとわかりました。
そうやって自分の望みがわかったら、変に焦ったり、
周りに合わせようとせず
自然体で過ごせるようになりました。
そうしたら、数は少なくても、本音で話せる「友達」が
大人になっても、母になっても、行く先々でできました。
考えが近かったり、全然違っていても、
それをおもしろがったり、「それってどういうこと?」と
問い合える、大事な人たち。
私が主宰するマドレボニータ札幌の産後ケア教室では
赤ちゃん連れでの1ヶ月間の産後ケアを、
「子育てを楽しむための体力づくり」と、
「地域の友達づくりのきっかけにして欲しい」と伝えています。
でも赤ちゃん連れでたまたま一緒になっただけでは、
いきなりランチに誘ったり、
連絡先交換のハードルが高いのも知っています。
私も経験があるから^^;
そこで教室初回は私から、
「運動してお腹も減ったし、
よかったら一緒にランチ行きませんか^^?」と
誘ったりしています。
でも、決して「みんな友達になってね!」なんて、
無理強いはしません^^
だって私たちは、大人です。
自分でどうしたいか?を選べるし、
産後の気持ちも、人付き合いへの考え方も人それぞれ。
産後いっぱいいっぱいで、
まだそこまで人とつながりたい気持ちにはなれない…という方もいるし、
その気持ちは大事に尊重したいとおもっています。
産後・子育て中のママ友・友達づきあい。
ムリをして、がんばって広げることはありません。
でも、同じ産後・子育て期の友達が欲しいな、
できれば子育てだけでなく、「自分のこと」も話せる
「大人の友達」が欲しいなと思ったら、
マドレボニータの産後ケアがそのきっかけになるかも知れません^^
あなたは、どんな友達が欲しいですか^^?
認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターの
永野間かおり@札幌でした。
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