2011年に網走・北見で産後ケア教室を始めて以来、自治体母子保健/子育て支援での産後ケア講座開催を継続してきました。
こちらはコロナ禍にも関わらず、今年度はじめてマドレボニータの産後ケア講座を企画・実施してくださった雨竜郡妹背牛(もせうし)町。
おかげで10組もの産後のみなさんに、運動と対話の「取り組む産後ケア」を届けることができました。
●これまでの10年間で開催した、北海道の自治体・協働産後ケア講座の開催実績はこちらにまとめています。
●2017年以降に開催した自治体産後ケア講座の開催報告記事はこちらからお読みいただけます。
札幌など人口の多い街は、さまざまな子育て支援サービスや子育てサロン、有料託児などもあります。
でも、規模の小さな市町村になると、サービス自体はもちろん、赤ちゃん連れで出かけられる場所、そして「出産後の自分のため」の場はまだまだ少ないのではないでしょうか?
16年前、私がオホーツクで初めて出産した時が、そうでした。
妊娠・出産までは、ケアが万全。
でも出産したら、そのケアはほぼ全て「赤ちゃんのため」のものになりました。
産後の私の体の疲れや痛みはどうすればいいんだろう?
「子育ての悩み」には保健師さんや保育士さんが答えてくれるけれど、
「親になった私」の仕事やキャリア、パートナーシップ(夫婦関係)の悩みは、どこで誰と話したり、相談すればいいんだろう?
そんな風に戸惑い悩み、不安を抱えていたのを今でも覚えています。
だからこそ、「○○ちゃんのママ」「お母さん」の役割でなく、「私は」と自分を主語に、
親になった一人の大人として自由に振る舞い、考え、話し、体を動かす機会が必要。
助産師さんなどからの「受けるケア」の後は、「自分で取り組む産後ケア」にステップアップしていく。
それが、産後女性と赤ちゃんが子育ての導入期を健やかに過ごすための秘訣です。
産後女性の誰もが自分の心身をケアし、回復するための力をもっています。
その力を発揮し、体力と自分の言葉を取り戻すきっかけに、マドレボニータは取り組む産後ケアのレッスンを開催しています。
そして自治体主催での産後ケア講座なら、その地域の産後女性やカップルが、
誰でも公費(無料)で産後ケアに取り組むことができるんです。
規模の小さな街では、その年に出産したほぼ全員がマドレボニータの産後ケアに取り組んだ、そんな自治体もあります。
「赤ちゃん連れでも、『ママだから』と思わずに、自分らしく自由にのびのび参加できる講座だった」
「地域の母仲間と、子育て以外の話題を初めて話すことができて、親近感が沸いた」
産後女性たちからは、そんなご感想も毎回いただいてきました。
おかげさまで一度開催した自治体では翌年も、さらにその翌年も…と、継続して何年も産後ケア講座を担当させていただくことも、少なくありません。
自治体の母子保健・子育て支援の講座を企画・検討中の自治体職員のみなさん。
2022年度は何か新しい講座を実施したい・個別ではなく、参加者同士が講座をきっかけに、地域の子育て仲間を作り、復職支援にもなる講座を・・・と思われましたら、ぜひ下記よりマドレボニータ札幌にご相談ください。
お問い合わせいただきましたらすぐにメール・お電話にてヒアリングを実施し、お見積もりも作成いたします。
具体的な講座へのリクエストがある場合にも、出来るだけ対応させていただきます。
対面産後ケア講座はもちろん、コロナ禍をきっかけにオンライン産後ケア講座もご提供しています。
または k.naganoma@madrebonita.com (永野間かおり)宛に、メールでも対応しております。
来年度のご依頼が立て続けに入りはじめています。
不安定な社会情勢の中で、複雑な社会課題を解決していくためには、行政・企業・NPOなどのさまざまなセクターがつながりを持ち、連携して地域の産後・子育てを支えていくコレクティブインパクトにもチャレンジしていく必要があります。
北海道自治体でのマドレボニータの産後ケア講座が、そのモデルケースになれたらとおもっています。
自治体の母子保健・子育て支援担当者のみなさま、どうかお気軽に御用命ください。
また、妊娠中・出産後のみなさんで、「マドレボニータの産後ケアに取り組んでみたい」と思われる方は、ぜひ保健師さんや保育士さんに講座開催のリクエスト提案をなさってみてください!
そうやって、子育て中の母の声で実現した自治体産後ケア講座が、これまでいくつもあります。
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