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自治体・産院・助産院にはない、“ マドレならでは”の産後ケアって?

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産後ケアは自治体で行う助産院滞在型や通所型、または産院・クリニックで行うクラス、さらにサロンなどの骨盤矯正や整体など、今やいろいろあります。

この数年で産後ケアの選択肢がグッと増えたことで、産後の自分の体の痛みや悩み、希望によって、必要なサービスやサポートを選べるようになっています。

それはゆたかだし、とっても良いことだなぁと思います。

 

 

 

 

 

 

同時に、産後ケアにもいろんな種類やサービスがあるけれど、じゃあ、今の「私」に必要なのは、どんな産後ケア??

そう悩む人もいるんじゃないかな?とおもいます。

 

マドレボニータでインストラクターをする私も、「マドレボニータの産後ケアが、他と違うところはなんですか?」とよく聞かれます。

そこで今回は、マドレの産後ケアの特徴と、こんな人にお勧めしたい!というポイントをまとめます。

 

他にはない「産後仲間同士の『対話』」

ズバリ、「対話」の時間です。

バランスボールの有酸素運動で汗をかいて体をほぐした後で、対話の時間をもちます。

毎週、テーマの中から自分が話したいものを選び、「こうありたい」「こうしていきたい」という希望をイメージする絵を紙に描きます。

その後で、産後女性同士がペアになって、選んだテーマについて今、「わたし」が感じていることや、思い浮かぶことを、支離滅裂でも、話があちこちに飛んでもいいから、まずは自分の言葉で話して、聞き合います。

 

産後はいつでもどこでも、「赤ちゃん」が主役になりがち。

赤ちゃん連れで集まる場でも、「子育ての悩み」や「子育ての情報交換」はよく話します。

 

でも、産後女性が抱えているのは、「子育て」だけじゃない!

 

子どもをもった人生をこれからどう生きていくか?や、復職後の働き方、パートナーシップ(夫婦の関係性)など、子どもを持った一人の大人の女性として大切なことを、数多く抱えています。

 

でも、そういう「本質的で個人的なこと」を話したり、相談できる場は、ほとんどありません。

赤ちゃんや子育てのための場で、「実は…」って、言い出しづらいですよね?

もちろん話しても構わないのかも知れませんが、「この場に適切な話題かどうか?」を考えると、ここはちょっとこの話は求められてないな…と、言いたいことを飲み込んだことは、誰でもあるんじゃないでしょうか?

 

そして個人的な悩みって、意外にも仲の良い友達だから言いづらい・言えないということも、あります(家族ぐるみのお付き合いとか、しがらみとかいろいろある!)。

 

そして、もし勇気を出して相談したとしても、「それは夫婦でよく話し合って…」などと、サラッと返されたりする。

ママ友には、「えー、いいじゃん、ウチのダンナなんてさ〜」と、愚痴を被せられたりして、あれ?あなたもしやお話泥棒か??とビックリすることもあったりします。

 

 

そこで、マドレボニータの産後ケア教室では毎週、「私は」と自分を主語にした対話の時間を通して、個人のおもいや希望にフォーカスを当てています。

 

マドレ式対話:「私は」を主語に考えたり話す時間

「私は」を主語に考えて話す・・・って、当たり前でしょう?と思うでしょうか。

 

いえいえ、産後はその当たり前が、当たり前じゃなくなります。

聞かれるのはいつも、「赤ちゃんは?」で、自分のことを考えたり話したりする自己表現の機会が、激減します。

 

だから、マドレボニータの産後ケア教室では、先に書いたように「24時間を振り返ってみて気づく『よかったこと』」や、産後の「人生」「しごと」「パートナーシップ(パートナーとの関係)」という具体的なテーマを設定して、「私は」を主語に、ご自身で話したいことを選んでお話いただきます。

 

 

なぜ、このテーマなのか?

何のために考えたり話すのか?

どんな手順で取り組むのか?

 

そんな細かいことも、毎週必ずお伝えします。

「話しベタで…」とか、「初対面の人と話すのが苦手」という方も、どんな方でも取り組める、マドレ式対話です。

 

 

産後ケア教室の対話の時間を過ごした産後のみなさんは、

 

「出産してから、自分自身のことをじっくり考えて話したのは久しぶり」

「大人同士の会話が新鮮!」

「普段使ってない頭の使い方をして、脳がムズムズする笑!でも、悪くない!」

「話すことなんかないなぁ…と思ってたけれど、話し出したらどんどんいろんな考えが湧いてきて、私本当はこう思ってたんだなぁ…と気づくことができた」

 

そんな感想を話してくれます。

 

自分のことを語れるのは「私」だけ

週に一度、産後ケア教室の対話という短く限られた時間の中でも、自分についておもいを巡らせていく。

 

すると、「本当はこう思ってる」「こうしたかったんだ」「ここに引っかかっていた」「本当は夫ともこのことを話して、夫婦でもわかち合いたい」という意志や希望が見えてきます。

「ママとして」ではない、その人自身の素の表情で、ほんとうに話したいことを話す産後女性たちは、イキイキしています。

さらに、「モヤモヤ」としか表現できなかったものが「これが課題!」とわかると、それだけで気持ちが軽くなります。

すると、じゃあここからどうしようか?必要な情報を調べてみたり、夫にも話してみようかな?など、次のステップに進むこともできます。

 

もちろんスムーズにいくことばかりじゃない

それでも、なかなか言葉が出てこない、ということもあります。

産後の自分にとっての大切なテーマに向き合って考えたいし話すべきだと思うけれど、向き合うのに痛みやしんどさを感じる、そういうこともあります。

人の心はデリケートなもので、本人にしかわからないことが、たくさんたくさんあります。

 

だから産後ケア教室では、「話したくないことは、話さなくて大丈夫」「自分が今出してみたい、話してみようと思えることで、十分」ということも、毎週伝えています。

 

誰だって日々、いろんなコンディションで暮らしています。

気持ちが乗らないとか、落ち込んでいるとか、あと、「今朝夫とケンカしたから、パートナーシップのことはちょっと話したくない」ということもあります(逆に、「すごい夫に腹が立つから、そのことを敢えて話しました!」という場合も)。

 

大切なのは、「話す内容も、そのタイミングも、自分で選ぶ」ということ。

また、どんな感情も表現も言葉も、その人だけのオリジナルで、大切な尊いものだ、ということです。

 

沈黙したって、いいんです。

その沈黙の間に、ご本人の中ではいろんなおもいが駆け巡ったり、味わうことになるのだから。

 

うまく話したり、本音を曝け出せばいいなんて単純なことでは、ありません。

自分に、「今、自分の中にどんなおもいや考えがある?」と問いかけてみて、今出せる言葉で表現することにトライすることを大切にしています。

 

マドレ式の対話を終えると

赤ちゃんの話題ではなく、「私は」とお互いのことを話した仲間には、親近感や安心感を感じて、グッと距離が縮みます。

悩んでいるのは私だけじゃない、同じように悶々としたり、何とかしたいともがいたり粘っている仲間がいることが、孤独を和らげたり、励みにもなります。

 

産後は、赤ちゃんがいるはずなのに、孤独を感じることも多いです。

なぜなら、赤ちゃんは話し相手にはならないから。

 

大人には、大人同士で話したり、自己表現する「自分のための時間」が必要です。

その時間を持つことで、気持ちがリフレッシュしたり、課題を整理したり、やっぱり夫にも気持ちを伝えてみよう!気がかりな仕事のことも、職場に交渉してみようなど、励まされたり、行動の後押しをされることも、たくさんあります。

 

▼そんな姿を見せてくれた、たくさんの産後女性たちから届いた声をここにまとめています。

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産後のこんな方にオススメしたい!マドレボニータの産後ケア

✅ 産後に言葉が出てきづらい。話そうとしても考えがまとまらず、落ち込んだりイヤになる

✅ 産後にイライラしたりモヤモヤする気持ちの整理をしたい!

✅ パートナーとのコミュニケーションに課題・違和感を感じていて、何とかしたい

✅ 復職後の生活が不安。子育てだけでも大変なのに、これに仕事って…、マジか!!

✅ 復職に向けて、育休中の今のうちから夫婦で話し合っていきたい

✅ 同じぐらいの月齢の赤ちゃんを育てる産後仲間と、おしゃべりするのはもちろん、仕事や夫婦のことも話してみたい!

 

体のケアはいろいろありますが、こうした個人的な不安や悩みも扱うのが、マドレボニータの教室です。

 

産後に自分のための時間をもち、体を動かしたり、対話する時間をもつことは、体と心のケアになります。

産後ケアに取り組んで、心身が快適な状態になれば、赤ちゃんやパートナーとのコミュニケーションにもきっと良い影響を与えますよ!

夫婦関係、家族関係が改善した!という方も多いです。

 

産後の心に効くマドレ式対話、ぜひ▼下記のレッスンで体験してみてください!

 

  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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