札幌産後ケア教室

夫に「飲み会行けていいなぁ」と言っちゃう産後、でも「たまにはキミも一人で自由に出かけておいでよ」の夫の言葉をなぜか喜べない理由。(札幌産後ケア教室2月コース2週目)

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こんにちは。
マドレボニータ札幌(北海道の産後ケア)永野間かおりです。
 

昨日の記事・産後たった1回の有酸素運動でこんなうれしい変化が?!
(産後ケア札幌教室2月コース2週目)の続きです。

 

産後ケア札幌教室2月コース2週目。 

後半のシェアリングワーク(大人同士の会話)では、
飲み会にいく夫が羨ましくてつい『いいな〜』って言っちゃう」という話題が上がりました。 

 

産後の私はおっぱいもあげてるからお酒飲めないし、夜に何時間も出歩くなんて、ムリ。

それなのに夫は産前と変わらず、「飲みに行っていい?」って…。
 
ま、別にいいけどさ、でも何だろうこれ、
二人とも同じ0歳児の親なのに何だか不公平じゃないの?!って気持ちになるのが産後です。
 
 
 
でもここで、
 
「じゃあ、キミも夜出かけておいでよ、
 やっぱり子育て中でもそういう時間は大事だからさ^^」

って、夫が優しく至極真っ当な提案をしてくれても、なんだかね…、違うの。
申し訳ないけど、素直に喜べないんですよ。

ごめんね夫よ、せっかく提案してくれたけど、そこじゃないのよ。。。
 
いや、嬉しい人はね、「ありがとう!じゃあ週末ちょっと出かけてくるわ!」って
出かけたらいいと思うんだけど、2月コースメンバーのみんなは、
「う〜ん…」って微妙な表情だったんですね。
 
それは、
「飲みにいけていいなぁ…」とは言ったものの、産後の自分が本当にしたいのは
「飲みにいくこと」ではないから。
 
(こちら先週のレッスンのワークの様子)
 
じゃあ何なのか?というと、これ私、みなさんにズバリ聞いてみました^^
 
子育て中の私が自由に時間を使ったり出かけたりすることができないことに、
どれだけモヤモヤしたり悔しいおもいをしているのかを、
ただそのまま受け止めて欲しい・わかって欲しい」

そういうことじゃないですかね^^?と。

 
するとみなさん、「あぁ、そう、そうだわそれそれ!」って感じでブンブン頷いていたんです。
 
 
いいなって言った後に、夫からの「じゃあこうしたらいい!」って解決策や、
「こうすればいいんじゃない?」ってアドバイスが欲しいんじゃない。
 
そこにたどり着く手前の、「今モヤモヤを感じてる私」を、
「そうか〜そうなんだね」と、否定せずに、そのまま一旦受け止めて欲しい。
 
 
 
人って、「自分が何を望んでいるのか?どうしたいのか?」って、
意外にわかってないことってありませんか^^?
 
 
だから『なんか』モヤモヤする」「あー、『よくわかんないけど』イライラする!!」

ってなるんです。自分でも、自分がどう思ってるか・どうしたいかがわからない状態。

これ、想像以上に苦しいんですよ。
 

そして、大人同士の会話が減る産後は、
自分のおもいや意志がわかりにくくなるのも無理はないんです。

(こちら先週のレッスンのワークの様子)
 
だって、人は「大人同士の会話」があって初めて、言葉で表現できる。
(その言葉は、「赤ちゃんにやさしく語りかける言葉」とは、やっぱり違うでしょう^^?)

会話の中で、「それってどういうこと?」「なぜ?」と問われたりするから、
より深く考えられる。

話したり、考えたりしながら、「私は〇〇って思ってるんだ」とか、
「本当はこうしたいんだな」って、はじめて言葉と思考が紐付いていきます。

 
 
 
 でも産後に、自分でもよくわからないモヤモヤ・イライラが続くと、

夫は日中の育児をしていないから、だから私の気持ちがわからないんだ…」

「そもそも男性・女性は違うんだから、根本的にはわかり合えっこないんだ…」

と手っ取り早い結論(!)で納得したくなります。

でも、その場は納得したかのように見えて、全然納得していないんですよ。

だってまた同じようなことがあったら、
「やっぱり夫は…」って相手にダメ出ししたり、諦めて失望する一方になってしまう。

だからね、夫婦の考えや価値観が違うことを「男女の性差」で納得して、
蓋してしまうのはもったいない!

 
 
だって、考えや価値観が違うことは、子どもが生まれて、
夫婦がこれまでよりたくさん時間も生活も共有したり、
深く関わり始めたからこそ気づけたこと。

違いが明らかになっただけで、決して悪いことじゃないんです。

 
むしろ、子育ての導入期の今、
夫婦の感覚や価値観の違いに気づけたのは、よかったこと!
 
気づいたからこそ、
「じゃあパートナーは(そして自分は)、なぜそう言ってるんだろう?」
「私は夫に何をして欲しいんだろう?」
「じゃあ、それをどんな風に夫に伝えたらわかってもらえるかな?」

そんな風に、前にまえに進んで考え、夫婦で話すことができるでしょう^^?
 
 
 
夫婦が全く同じ考えや価値観ってことはきっとないし、
何も言わなくてもわかってくれる…なんてことは、やっぱりないんですよね^^;
 
夫婦がわかり合えている
=夫婦の考えが全く同じ・言わなくてもわかってくれる、ではありません。
 
そもそも、自分にはない魅力をパートナーがもっているから魅かれたんですよね^^
 
だから、考えや価値観が違う夫婦が一緒に暮らしていくためには、
まず自分が何をどう考えて、どうして欲しいかわかった上で、
夫婦で話す・聞く・交渉する(相談する)っていう
地道なコミュニケーションを積み重ねるしかない。
 
でも、産後に回復しきれず、育児に疲れ果てた体では、
コミュニケーションどころじゃない!ので、
まずは産後の体のリハビリをして体力をつけながら…なんです^^

 
 頭だけで悶々と考えるより、こうして毎週仲間と一緒に笑って、
バランスボールで弾んで、話して聞いて…を繰り返す
「取り組む産後ケア」を続けながら、

「じゃあ私はどんなコミュニケーションや協力を望んでる?」

「どんな夫婦関係を作っていきたい?」

そう、一つずつじっくり考えていけたらいいんです^^

 
それも産後の心のセルフケア・リハビリだと、私は思っています。
 
 
そして、産後って単純に幸せ・大変だけじゃなくて、
夫婦関係を見つめ直したり再構築していくチャンスでもあるから。
 
産後ケア教室2月コースも早いもので後残り2回。
思う存分揺れたり考えていきましょう^^
 
 
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  • この記事を書いた人

永野間かおり

認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクター。「産後のピンチを『チャンス』に変える」を軸に、産後ケア札幌教室と、産後セルフケアオンライン教室(全国)を開催。自治体/保健師・助産師など専門家向け講座の講師も務め、述べ受講者数は2,800名を超える。札幌在住、1978年生まれ、小中高生3男子の母。

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